内容説明
ときは戦国時代。八雲の国のおろち山に、空から気球がおりてきて、山賊たちは大さわぎ。のっていたのは、きみょうな着物を身につけた少年だった…。ごぞんじ、小太郎少年と、忍者マメ太、少年剣士剣之助に、南蛮帰りの次郎丸がくわわって、山賊たちは、ますます元気いっぱいです。宿敵・赤岩重太夫と妖術つかい、おぼろ道士を相手に、ところせましと大あばれします。小学4・5・6年生から。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる。おもな作品に、「ズッコケ三人組」シリーズ、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)、『少年のブルース』『ぼくらは海へ』『ぼくらの地図旅行』『ねんどの神さま』『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)『絵で読む広島の原爆』『筆箱の中の暗闇』など多数。2000年、巌谷小波賞を受賞する
小松良佳[コマツヨシカ]
1977年、埼玉県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。在学中、漫画研究会に所属。第2回「創作キャラコン学生大賞」ほのぼのキャラ大賞受賞
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感想・レビュー
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紅花
9
娘が夢中になった山賊小太郎シリーズ。一気読み。というか、娘はいつも一気読みだわ。2015/09/09
なおなお
3
今回は科学兵器に詳しい子どもがなんと気球に乗ってやってくることからお話が始まります。そして敵の牛頭入道には幻術が得意な老人が雇われます。科学兵器対幻術が面白い。2020/02/27
suzuki-takefumi
2
味方に気球大筒、敵に幻術催眠術とSF色が強くなってきた。山賊団は科学力に財務力と、色々揃いすぎてきている気もする。大砲の試射で失敗作があったり、重臣と呪い師の反目があったりと、堅実な部分も多いのだが。2012/06/30
みちょ
2
小太郎たち山賊にイタリア帰りの次郎丸が加わる。南蛮渡来の知識、技術が加わって、さらに山賊たちが強くなる。こんな物も山の中で作っちゃうんだ!とわくわくした。戦闘シーンは少々残酷な気もするけど、そういうのも大切だな、と思って読んだ。2011/05/01
のん@絵本童話専門
1
シリーズ2作目。気球にのってやってきた、西洋がえりの次郎丸が仲間に加わりました。第一巻で牛頭入道から鉄砲を奪い、今度は逆に狩られる立場に。妖術使いの老人を差し向けられ、仲間を人質に取られ、数人で牛頭入道の城へ奇襲をかけます…! ■ナルニア国でお薦めされた戦国時代の仇討ち話のシリーズ。戦国時代の残酷さ血生臭さがありますが、戦闘シーン以外の大部分は主人公たちも子供らしく、明るく快活です。生死をかけたヒリヒリとしたシリアスさがあり、少し背伸びした大人の物語を読んでいる気持ちになりそう。 中学年~2022/10/20