海賊の息子

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035404507
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

8世紀のイギリス。海賊にあこがれる少年ネイサンが見た海賊の暮らしは想像していたのとは全く違う世界だった。「不思議を売る男」の作者マコックランの異色の海洋冒険小説。

内容説明

父親の破産と突然の死によって学院を追いだされたネイサンは「海賊の息子」とうわさされる少年タモ・ホワイトに助けられる。ネイサンの妹モードも加わった一行はマダガスカルの海賊の島へとむかう。そこで彼らを待ちうけていたものとは…。カーネギー賞・ガーディアン賞受賞作家ジェラルディン・マコックランによる十八世紀が舞台の海賊アドベンチャー。小学校高学年から。

著者等紹介

マコックラン,ジェラルディン[マコックラン,ジェラルディン][McCaughrean,Geraldine]
1951年、イギリスに生まれる。本名ジェラルディン・ジョーンズ。出版社につとめたのち、作家となる。『不思議を売る男』でカーネギー賞とガーディアン賞を同時受賞

上原里佳[ウエハラリカ]
東京生まれ。お茶の水女子大学卒業、青山学院大学大学院修了(MBA取得)。現在聖学院大学非常勤講師(欧米児童文化担当)

佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県に生まれる。デザイン科を卒業後、上京。「奇想天外」の仕事を皮切りに、SF、ファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おのうち みん

2
18世紀海賊もの。ただし海洋小説ではない。実際航海のシーンはあまりないしあっさりしてる。異文化ファーストコンタクトの方に重点がおかれてる。最近の女性作者のファンタジー系の定番だが、状況に順応していくたくましい女性と順応出来ないヘタレ男というパターン。ヒロインのモードが13歳で兄貴とその友達をあっという間に追い越して大人になって、男に言えないキーになる秘密を持つとことかうまい。結局男は体制に戻っていき、女は異郷で自分の道を切り開く所は「レディ・パイレーツ」に近い。強固な体制というのは現在も変わってない。2011/09/26

butapenn

1
海賊船の描写を期待したが、それよりもマダガスカルでの生活の描写がメイン。主人公が牧師の息子だけあって、キリスト教と現地の土着の宗教との葛藤にページを割いていて、このあたりは日本の子どもには退屈だろうと思う。島に残ることを選ぶ妹の自立の過程が一番共感できる部分かもしれない。2013/01/19

pinkpandaxxx

1
海賊の息子・タモが冒頭はえらくカリスマ性あふれててかっこいいのだけど、いざマダガスカルに帰ると出生への苦悩やら何やらで失速してしまったのがちょっと残念。関係ないけどタモがつくってたホットワイン飲みたいなー。香料やらスパイスやら入ってたり、何よりジョッキに直接火かき棒突っ込んで沸騰させるってすごいワイルド!2012/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/38841
  • ご注意事項

最近チェックした商品