出版社内容情報
アンティークショップを手伝うことになった謎の男MMCは、店のがらくたを次々に売りさばいていく。11編のオムニバスファンタジー。 小学校高学年から
内容説明
エイルサが図書館で出会ったその男は翌日から、エイルサの母親の古道具店ではたらくことになった。はじめは不審に思っていたエイルサ親子も、その男の商売のうまさに魅せられていく。というもの、男は、まことしやかにそれぞれの古道具の由来を客に語ってきかせ、客をその品物に夢中にさせるのだ。エイルサ親子も、客同様、その謎の男の話にひきこまれていく…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
119
佐竹美保さんが挿絵を書いているので読みました。 物語の不思議さが,挿絵で印象を豊富にしてくれるので楽しく読み進むことができました。 どんな仕事でも,その仕事を楽しくする方法があるのだということを知りました。2010/12/20
吉田あや
75
本の国からやって来たという謎だらけの男MCC。一家の大黒柱である父を喪い、商売にまったく向かないポーベイ夫人と、ひとり娘のエイルサが営む古道具屋に住み込む形で居つくことになったMCCは、一見ガラクタのような古道具たちに様々な話を纏わせ、ふらりとやって来たお客さんをその商品の虜にしてしまう。千夜一夜物語のようにMCCの口から飛び出す色鮮やかなお話たちは、不思議な話、怖い話、ロマンチックな話と趣向の異なる物語になっていて、エイルサと共にMCCの話に惹き込まれていく。(⇒)2019/10/01
あたびー
44
潰れそうな骨董店を営む未亡人のママの元にエイルサが連れてきたのは、図書館で出会った不思議な男MCC。年齢不詳の彼は給料はいらないと言ってママの店で働き始めるけど、寝転んで本を読んでいるだけ。でも商品に興味のありそうなお客が現れると、俄然それにまつわる不思議な物語を始めてお客を夢中にさせてしまうのです!結末にはちょっと驚いたし物悲しい。でもきっと…と思える余地が残されています。2023/11/09
Rosemary*
44
エイルサが図書館で出会った本の国から来たという謎の男、MMC。ひょんなことからエイルサの家の古道具店で働くことに。言葉の魔術師の如く巧みな話術でお客様に骨董の由来を紡ぎだし財布の紐を緩めさせる。そんな骨董にまつわるウイットに富んだ珠玉の短編が11編。それらが最後に上手くまとまりラストの仕掛けに繋がります。佐竹美保さんの挿絵も素晴らしいです。2014/06/13
あんこ
36
初めて読んだのは小学生の時。初めて図書館でこの本を手に取った時の高揚感が忘れられない。何度か再読したが、古本屋にほぼ新品同様で置かれていたので、改めて自分の本棚に置くために購入。語り手の男が魅力的で、男が語る物語もついつい魅入ってしまう。恐ろしい逸話もある(小学生の時は時計と文具箱と鏡の話が本当に怖かった)が、そんな話を聞かされたら、つい買ってしまうだろうなと思う。2026/05/24




