出版社内容情報
ストーリーの展開を4つのタイプに分けて編集した作品集。本を読みたい気分は、その時々でちがうはず。各巻のタイトルを見てもわかるとおり、たとえば、おだやかな気持ちになりたいときは、『きっと、物語はよりそう』、ハッピーエンドのお話がしっくりこないときは、『さらに、物語は迷いこむ』というように、今までにない視点で本を選べる。短編集なので手に取りやすく、気軽に小説の面白さに触れられる。
内容説明
やがて、物語は逆転する。そして、物語は決着する。きっと、物語はよりそう。さらに、物語は迷いこむ。小学校中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tan
24
          
            児童書のシリーズ4冊の1冊。スカッとする!まではいかなくても読みやすく、初めは高学年向きかと思ったけど中学年でも大丈夫。校長先生をギャフンと言わせるお話はちょっと出来過ぎというか小学生に校内放送を使ってこんな事はやって欲しくないな、と思いました。苗字がやゆよわで不利な思いをしている。というお話は私も実際に生徒から指摘されたことがあったのでそれからは気を配っています(笑)読み物としては面白かったので他のシリーズも読んでみようと思います。2020/07/12
          
        アルカリオン
13
          
            短編6編。6編ともよかったが、ベストは吉野万理子「やゆよわ同盟」。テンポの良いストーリーの自然な流れの中でさりげなく伏線を張っているのがうまい。2021/09/16
          
        ぴよ子
9
          
            短編集なので気軽に読めるし、大人の私が読んでもしっかり面白かった。 小学校中高学年くらいからの読書におすすめ。 スッキリするようなお話もあったし、「あるある!」なんて共感できるお話も。 「転校生」という手品をつかえる男の子の話はとてもよかった。 勇気を与えるようなお話でした。2020/02/23
          
        芦屋和音
0
          
            どんでん返し、まではいかないけれど、好転する結末が用意された全6話の短編集。中でも『やゆよわ同盟』の発想が面白かった。『転校生』は主人公が「心のもち方だと思うよ。~」と言われてからの変化に胸に染みるものがあった。2022/08/10
          
        

              
              
              

