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出版社内容情報
古典をモチーフにした4つの物語を収録。恋をテーマにしたそれぞれの作品の最後に著者メッセージ、巻末に古典への読書案内を掲載。
日本児童文学者協会[ニホンジドウブンガクシャキョウカイ]
スカイエマ[スカイエマ]
内容説明
この本に収められている四つの作品は、“古典”とよばれる古今東西の物語にヒントを得て書かれています。この巻では、恋をテーマにした話を収録しました。それぞれの作品の最後に、作者からのメッセージがあります。また、巻末には、その古典へと導く読書案内もつけました。時の流れにのせて、新しいストーリーから、いにしえの物語が息づきます。小学校中学年から。
著者等紹介
スカイエマ[スカイエマ]
神奈川県出身。イラストレーター。児童書・一般書の装画や挿絵、新聞・雑誌の挿絵などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
18
(図書館本)このシリーズは話に当たりはずれがあるけれど今回は良かった。特に「ロピンと握手」がお気に入り。児童書で短編なので、物足りなさを感じるのは仕方がないかな。スカイエマの挿絵は◎。2017/05/20
ヒラP@ehon.gohon
11
それぞれの作品の中に、著者がイメージする古典がどのくらい比重を占めているのか、解説を読んでも解らないほどにオリジナリティーの高い作品集です。 かといって、短編にまとめた窮屈さから解放されていないのが残念です。 原典当てを楽しめるような作品集で、妙な面白さがあって、他の巻も読んで読んでみようと思います。2019/03/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
古典からヒントを得て書かれた物語が4編。物語ごとに作者からのメッセージがあり、ヒントになった作品や思いが書かれています。巻末にはその古典への読書案内つきです。どんな古典がもとになったのかネタバレせずに読み、「これかな?」と予想するのも楽しかったです。『すみれ 瀧羽麻子』『ロピンと握手 最上一平』『影 石井睦美』『迷宮の王子 三田誠広』2020/05/12
鳩羽
9
古今東西の古典を題材にして書かれた、四つの短編。もっとリライトに近いようなものかと思っていたが、何がモチーフなのか分からないくらい、現代的になっていたり、話の筋に関係してなかったりと、それぞれの作家によって味付けが異なっていて、それもまた面白い。現代的な小学生の恋の一瞬を描いた「すみれ」のあとに、ロボットとの友情の「ロピンと握手」がきて、運命に従わなければならないままならなさの「影」、きっちりと物語の骨組みが出来上がってる「迷宮の王子」で終わる。バランスも良かった。2020/11/24
ぽけっとももんが
8
ジャケ借り。読んでみてはっきりその原典がわかるほどの物語ではない。下手な焼き直しでもなく全く違うモノの方が受け入れやすいかもしれないな。スカイエマ氏のイラストは相変わらずすごくいいし、古典とか考えずに読んでも楽しめると思う。2017/05/14