出版社内容情報
廣嶋玲子、田部智子、最上一平、楠木誠一郎、柏葉幸子、五人の作家による奇妙な話のアンソロジー。
内容説明
比芙美は、いつもお決まりの携帯ゲームをやっている。気の強い二人の女子にふりまわされるおれに、比芙美は、こういったんだ。「助ける?」おれは、ちょっとびっくりして比芙美を見つめた…。あなたに起こるかもしれない奇妙な五つの物語。小学校高学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
18
読破。★★☆ 『不思議駄菓子屋』は、アニメ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の原作。実は駄菓子で釣って、人間の精気を糧にするもののけなんじゃなかろか。表題作『消失ゲーム』は人間テトリス。プレーヤー自身も消せる。『清志郎のうろこ』は泳げたい焼きくんを想像しそう。押入れって、1番身近な秘密基地だったなぁ。そう言えばドラえもんも押入れだww『友情スニーカー』は、なんかキレイにまとめすぎ感が。 『七不思議の魔女』七不思議に順番があるんだ。創作七不思議は怖いよりおもしろい。2023/02/27
アルカリオン
9
オムニバス5編。廣嶋玲子「不思議駄菓子屋」収録。未読だが、人気シリーズ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』のプロトタイプかな。本書は2013年3月刊、『銭天堂』1巻は2013年5月刊。2021/05/13
りちゃ
9
「消える」がテーマの5作品。友達に悩まされ、友達に救われ…。子供たちの世界は大変。色んな消えるがあるもんだ。自分が消えてしまいたいと思いませんように。息子推薦本。2018/03/15
ぷりけ
8
5人の作家さんの不思議なお話の短編集。柏葉幸子さん目当て。楠木誠一郎さんの「友情スニーカー」もよかったが、さすが柏葉さん。一捻りあって、面白かった。2015/09/12
みー
7
これはそれ程、怖いよ~と言うお話はなかったけれども、今回も電子ゲームを扱ったお話があり、まぁ今のご時世を反映しているのねぇ~・・ゲームは怖いよ~、程ほどにね~って事なのよね!2015/06/15