出版社内容情報
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著・文・その他/イラスト
内容説明
ダウン症のある息子マルコがうまれ、最初は受けいれられなかった自分の気持ち、家族やまわりの人たちの言葉、やがて、ありのままのマルコを愛するようになったこと…。ラテンアメリカ出身の人気イラストレーターがえがくダウン症のある息子マルコとの、いとしい毎日。ボローニャ・ラガッツィ賞障害の本部門最優秀賞、ミュンヘン国際児童図書館推薦図書、IBBY障害児図書資料センター推薦図書。小学校中学年から。
著者等紹介
グスティ[グスティ] [Gusti]
1963年アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。美術学校で学んだのち、テレビのアニメーションや、雑誌のイラストなどを描く。85年からヨーロッパに住むようになり、現在はスペインのバルセロナで暮らす。多くの本の絵を手がけ、作品は約20か国で翻訳されている。『マルコとパパ―ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック』で2016年ボローニャ・ラガッツィ賞・障害の本部門の最優秀賞を受賞。ラテンアメリカの最も重要なイラストレーターのひとり
宇野和美[ウノカズミ]
東京外国語大学スペイン語学科卒業後、バルセロナ自治大学大学院に留学。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テンちゃん
191
『マルコ様、君は「ダウン症」としてこの世に生を受けてきた』(〃⌒ー⌒〃)ゞ『君は沢山の愛に包まれ、感謝の気持ちを忘れなかった』(*^^*)『ありのままの君の存在が私に生きるエネルギーを与えてくれる』♪ヽ(´▽`)/『愛する家族に守られながら、君は一歩一歩自立していくんだね』?『家族との記憶がいつしか君に「生きる力」を与え、前に進む事を教えてくれる』("⌒∇⌒")『君に関わった全ての人たちの「ありがとう」のメッセージが世界中の人々の温かい心に届きますように?』⭐(*⌒∇⌒*)4.82018/11/15
紫綺
89
ダウン症のあるむすこと、はじめはそれを受け入れられなかったパパ、グスティの人生スケッチ日記。どう産まれてきたとしても、産まれて来てくれてありがとう‼2018/04/14
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
息子マルコがダウン症である事を受け入れられずにいたイラストレーターのパパであるが、困惑しながらも少しずつ受け止めていくお話。そんな暮らしをイラストや写真で描かれていて、家族っていいなって思えてくる。2019/09/26
ひほ
36
ダウン症のある息子マルコとの関係を、ラテンアメリカ出身のイラストレーター・グスティが、父親の視点から、かざらない言葉と、ユーモアあふれるイラストで誠実に描きだした作品。最初は受け入れがたかった気持ちが素直に書かれていてそこからマルコの兄であるテオ大先生に教えられ産まれてきてくれてありがとうと思えるようになるというとても好感が持てる絵本です。2018/05/05
ヒラP@ehon.gohon
33
生まれてきた子どもがダウン症ダッタことの驚きととまどいから始まる、父親から見た子どもの成長スケッチです。 母親はもちろん、兄も違和感なくダウン症の弟を受け入れての生活は、多少の違和感はあるけれど、当たり前の家族風景のように思えました。 ダウン症を個性として考えられる「絵本」です。 あまり特別視しないことの大切さも感じました。 2024/01/02