出版社内容情報
ぼくのおじいちゃんはサイコ?! 一寸法師になってお姫さまと出会い、海賊に捕まるけれど逃げだして、女神さまからは願いを叶えてもらう。ね、すごいでしょ!
内容説明
ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつにすむ妖怪から逃げだし、一寸法師になって冒険し、安全ピンで海賊をたおし、いまは、ぼくのうちのそばのアパートにいる。おじいちゃんが、ぼくだけにおしえてくれたひみつのはなし!小学校3・4年生から。
著者等紹介
岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間から斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり台の下で』(サンケイ児童出版文化賞)『扉のむこうの物語』(赤い鳥文学賞)「こそあどの森」シリーズ(野間児童文芸賞)『びりっかすの神さま』(路傍の石幼少年文学賞)『願いのかなうまがり角』(産経児童出版文化賞フジテレビ賞)等受賞作も多い
田中六大[タナカロクダイ]
1980年、東京に生まれる。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画コース修了。2005年に第5回『ますむらひろしコミック大賞』受賞。2006年にモーニング第20回MANGA OPEN奨励賞、第50回ちばてつや賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
58
児童書。[そこから逃げだす魔法の言葉]妖怪ネコタツバアサン。コタツから抜け出す最強の言葉があるよね。[おじいちゃんの打ち出の小槌]清水寺の裏で拾った。[安全ピンつきの大冒険]安全ピンは万能。[めちゃめちゃようみえる目]月面着陸を肉眼で見たとか。[しゃべるカラス]わたしはすべてみているぞ、くいあらためよ。世界平和だな。[雨女]雪女の教訓はいかされたらしい。▽みてきたかのように[ホラ話]を披露するおじいちゃんに感心しきりの孫。短編6話どれも笑える。オチの言葉まで秀逸。2018/09/07
しゅわ
42
【図書館】チビの学校お勧め図書より。おじいちゃんはすごい!? こたつにすむ妖怪・ネコタツバアサンから逃げ出し、一寸法師になってお姫様に会い、安全ピンで海賊を倒し、目神山の女神さまに目をメチャクチャ見えるようにしてもらって、カラスとおしゃべりして…ひぃじいちゃんは雨女に会ってて なんとその雨女と結婚してた!? ほら吹きのおじいちゃんの昔話を、孫が関西弁でツッコミながら聞いている…そんな楽しい一冊です♪ レビューを書こうと思って調べたら、『願いのかなうまがり角』という本の続編とのこと。こちらも探してみます2014/11/03
藤月はな(灯れ松明の火)
37
関西弁でお送りする脱力系ほら話。「こたつねこばあさん」の話のオチは「なるほど!」って思います。お気に入りは「話すからす」。「雨女」の話ではいきなりの大声にこちらも驚きました(笑)2014/07/27
あおい
29
こたつに住む妖怪、打出の小槌に雨女…おじいちゃんの話は止まらない。息子はそこから逃げ出す魔法のことばに気づいていました。2016/04/09
のり
27
第二弾もやはりおじいちゃんのホラ話 絶好調! このシリーズ大好き。声上げて笑ってしまう。雨女が一番お気に入り。読み聞かせでうまく子ども達に伝えられるように読んでみたいなぁ。2017/03/30