内容説明
2学期になってから、へんなやつばかり転校してきた。ひとりは伸次で、すぐばれるウソをつく。もうひとりは美佐子。無口でくらい美佐子なんて呼ばれてるけど、目が大きくて、すっごい美人なんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
30
著者の実際の経験が元になったという本作。学校の飼育小屋から工事現場のプレハブ下に逃げ出したウサギ。先生には内緒で捕まえるために、6人の子どもたちが知恵を出しあい、あれやこれやと奮闘する。個性豊かな6人のやりとりの臨場感が半端ないためか、放課後のたった二時間ちょっとの出来事なのに何やらめちゃくちゃ冒険した気分!今から30年以上も前の作品なのに未だ色褪せない感じがやっぱりすごいです、岡田先生。2019/12/29
takaC
20
4年生なりに6人とも頑張ったじゃん。2012/08/12
こどもふみちゃん
10
臨場感たっぷりの本でした。児童書。捕まりそうで捕まらないウサギ。すぐに捕まってしまっては、ああやはり、本だなあ~と思うところだが、中々捕まらない所が、まるで目の前で捕りもの劇を見ているかのよう。前から岡田氏の本は色々チェックしてあったのですが、改めて、やはり、岡田淳氏の本を読もうと思いました。5歳の娘もドキドキしながら聞いていました。子供達にオオウケ。★★★★5・6・7・8・9・10歳向け。2013/11/06
Te Quitor
10
題名通りのお話。(不思議なことが1つも起こらない物語なので)岡田さんの他の作品と比べると「平凡だな」と感じてしまいました。この本では、うさぎをつかまえる時の様子など、図解で分かり易く説明されています。本当に「うさぎをつかまえる」だけ! 子供達が一丸となって、何かに取り組む姿勢は良いなぁ、と思える作品です。子供達の絆の物語、成長の物語、とも言えますね。良質な児童書でした。・・・まぁ、自分の好みではないですけどねぇ・・・(笑)2012/10/14
soran
10
岡田淳さん、ほんとにうまいなあ。なんてことないストーリー展開のなかに子供たちそれぞれの正確をくっきり描き出して、味わいのあるやさしい物語に仕上げてる。2009/06/30