内容説明
ルーちゃんはママの妹で、絵かきさんです。ルーちゃんがうちにくると、わたしはぞくぞくって、うれしくなるの。だって、ふだんとはちがう何日かがはじまるんだな、って思うから。あのね、ルーちゃんがしてくれるお話って、ちょっとふうがわりなんだよ。目に見えることがすべてじゃない。ママの妹、絵かきのルーちゃんがしてくれたお話6つ。小学校中学年から。
著者等紹介
たかどのほうこ[タカドノホウコ]
高楼方子。1955年、函館市に生まれる。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)、『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で、路傍の石幼少年文学賞を、『十一月の扉』(リブリオ出版)、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞を『わたしたちの帽子』で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
これとは違う本ですが共読反映のため登録。【高楼方子 11月の扉を開けよ読書会】ルーちゃんはお母さんの妹。食べ物がなくなるとうちにやってくる。主人公の私の学校での出来事を話酢と、それに関わるお話をしてくれるルーちゃん。見方を変えれば、考えも変わるし、プラス思考な気持ちになれる。ルーちゃんのようなお友達が欲しいな。2018/11/21
chiaki
30
93年初版の方で読みました。「つんちゃん」(小学校中学年くらいの女の子)と「ルーちゃん」(お家に転がり込んで絵を描きにやって来たおばさん)の1週間のおはなし。つんちゃんが学校でモヤっとした出来事をルーちゃんに話せば、素敵なおはなしがはじまる…水曜日のスーキーのおはなし、土曜日のキムのおはなしがよかったな〰️♡どうしても『現実を直視せよ。』の、つんちゃんママになりがちだけど、ルーちゃんのように少し見方を変えるだけで現実はこんなにも輝くんだ!!挿し絵もとっても可愛らしかった♪2019/03/17
anne@灯れ松明の火
30
遠い方で。「高楼方子。11月の扉を開けよ読書会」に参加中。イベント期間も終わりが近づき、軽く読めそうな、楽しいお話を探した。お母さんの妹のルーちゃんが大好きな「つんちゃん」。リアリストのお母さんに比べて、ルーちゃんは想像力がいっぱいで、夢を食べて生きているタイプ。でも、子どもの純真さを持ち続けているルーちゃんだから、つんちゃんの気持ちもよくわかってくれる。つんちゃんの愚痴から紡ぎだすお話の数々に、つんちゃんの心は和らいでいく。私もルーちゃんが大好き! 最後の袖に、「お皿のボタン」の紹介。どちらも楽しい♪2018/11/21
アオイトリ
18
ママが「グータラ娘」とよぶルーちゃんはママの妹。食いっぱぐれるとやってきて、つんちゃんに楽しいお話をしてくれます。毎日青いハンカチをかぶっているソーラの理由は…?空想する力ってすごい。ユーモアもたっぷり。いつか孫ができたら一緒に読みたいお気に入りの一冊です2021/06/03
海(カイ)
12
【図書館】素敵な話でかわいいです!2018/04/30
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- 和書
- 少年の日々 偕成社の創作