出版社内容情報
まえがみ太郎は、村人を困らせている魔物を退治しに、とうどの山へ行きます。知恵と勇気にあふれる少年の痛快物語。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
11
小さな村から始まる、大アドベンチャーです。 「若返りの水」を始めに、様々な昔話の要素を取り入れた、スピーディな展開に感動しました。 あまりに展開が早いので、ちょっと深みに欠けるかもしれませんが、映像化されたら、きっと面白いだろうと思いました。2017/04/01
火星人碧
1
子供が欲しい老夫婦に授かった赤ん坊。まえがみ太郎と呼ばれた子供はすくすくと成長してゆく。山に囲まれた村は風が吹かない。作物が思うように収穫できない。そのうえ山には魔物が棲んでいて、村人をおびえさせていた。太郎は、村人が恐れているものが、本当は怖いものではないと知り、かれらと村を救うために旅に出る。お正月さんに生み出された太郎は、とてつもない運と力と知性を併せ持っていた。時代設定が古いから日本の昔話のように見えるが、まるでアラビアンナイトのような話なのだ。松谷みよ子の、いままで未読だった作品。堪能した。2020/10/04
桃の花
0
過去記録より1983/08/24