内容説明
1950~60年代、フランスの新聞に連載されてあらゆる世代から愛された「プチ・ニコラ」。著者ゴシニの遺族の元に眠ったままだった原稿の日本初単行本化!フランスが誇る作家、ゴシニとサンペが独特のセンスで描くエスプリに満ちた世界が、今、あざやかによみがえる―。小学校高学年から。
著者等紹介
ゴシニ,ルネ[ゴシニ,ルネ][Goscinny,Ren´e]
1926年パリ生まれ。フランスの広告代理店やアメリカの貿易商などに勤めたあと、新聞、雑誌などで小説を発表しはじめる。ガリアの戦士を主人公にしたマンガ「アステリックス」シリーズや「プチ・ニコラ」シリーズで人気作家となる。1977年没
サンペ,ジャン=ジャック[サンペ,ジャンジャック][Semp´e,Jean‐Jacques]
1932年ボルドー生まれ。ワイン商社に勤めたあと、パリで兵役につき、余暇を使用して、マンガを新聞社に売りこむ。ゴシニと組んだ「プチ・ニコラ」シリーズが、出世作となる
小野萬吉[オノマンキチ]
1945年和歌山県生まれ。京都大学文学部仏文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クナコ
7
初読。「かえってきたプチ・ニコラ」シリーズ第4巻。本巻はニコラの友達や両親の話題、隣人や父親の同僚など家の外の人々の関わる話が多く収録されていた印象。ニコラだけでなく、パパやママも大げさで気持ちが昂りやすくて、やはり子どもの頃はニコラみたいなわんぱくだったのだろうと予想できる。また、小学生も会社員も昼食は一旦帰宅してとったり、食後のデザートが必ずあるなど、一家に一台テレビや電話がない頃のフランスの一般家庭の習慣を知るのも面白い。2025/08/10
ヒラP@ehon.gohon
0
プチニコラシリーズも9冊目ですが、面白さは衰えを知りません。 この巻は、家族を中心にした話が主で、ニコラファミリーの大変さも感じつつ、笑いの連発でした。 似た者家族のようですが、はたからみると幸せな家族の見本のように思いました。 パターンはありつつ、ケンカもすれば、愛し合いもするのが家族でしょうね。 2015/01/23