出版社内容情報
幼い兄弟が持ちこんできたトビの治療から、傷ついた野生動物の診療を始めた著者。北海道での三十年にわたる活動と、動物たちとのふれあいを写真で綴る。
内容説明
傷ついたトビの治療から、野生動物の診療をはじめた竹田津先生。ところが患者はふえつづけ、森の診療所を建てることに…三十有余年にわたる動物とのふれあいを写真でつづる。小学中級から。
目次
第1章 森の診療所(防風林と放牧地にかこまれて;傷つく動物たち)
第2章 入院まで(診療所にかつぎこまれる動物たち;応急処置と、その前に)
第3章 入院生活(いろいろな動物が一つ屋根の下で;患者たちの食事のこと ほか)
第4章 退院(退院に向けてのリハビリ;退院できないものたち ほか)
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年大分県生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。野生動物にあこがれて、北海道斜里郡小清水町農業共済組合・家畜診療所に獣医として赴任。’91年に退職。’66年からキタキツネの生態調査を始め、’72年より、傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリに取り組む。写真家・エッセイストとしても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うずら
12
森の中の診療所で傷ついた野生動物の治療をする獣医師一家。退院したのち自然の中で暮らせるようにするための訓練。餌をわざと隠して見つけさせたり、人間を怖がるように仕向けたり。胸が熱くなった。2024/11/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
読書会【テーマ 伝えていきたい子どもの本】 おすすめリスト (朝読書高学年)2014/04/15
timeturner
2
これまで読んだ竹田津先生の本の内容を子ども向けにまとめたもので、文字が大きい分中身は少ない。でも、写真が大きく掲載されているので見て楽しかった。2014/07/30
ララ
1
リス、キツネ、シカ、モモンガ、トビ…。森の診療所に運び込まれる野生動物の診療日記。写真が多く、文は控えめなのだが、愛情の深さ、診療の大変さは十分伝わる。竹田津さんの他の著作と共に、子どもたちに紹介したい。2022/06/12
まめた
1
動物のしまリスやトビがかわいかった。カワセミはきれいだった。2014/06/21