内容説明
オットッ島のせいちゃんへ。せいちゃん、げんきですか。ぼくはじいちゃんのふるさと、クジラみさきで、まいにちしおふきのれんしゅうをしています。しばらくオットッ島にはかえれないけど、ぼくのことをわすれないでください。また、てがみかきます。(クジラみさきくーぼー)。クジラみさきのくーぼーへ。くーぼー、てがみをありがとう。ぼくはくーぼーがどうしちゃったかなってしんぱいしたよ。でもげんきであんしんしたよ。いっしょにあそべなくてさびしい。だからてがみをいっぱいください。(オットッ島のせいちゃんより)。小学中級から。
著者等紹介
岩佐めぐみ[イワサメグミ]
1958年、東京都に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1986年まで同大学学科研究室に勤務する。夫、二人の息子とともに、東京都多摩市在住
高畠純[タカバタケジュン]
1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学美術科卒業。東海女子大学教授。絵本『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。岐阜県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
シリーズ3。せいちゃんとくーぼーの手紙のやり取りがたまらなくかわいい。仲間のつながりがちゃんと見えてきて、物語の世界観が心地よい。ザラシー配達員のがんばりもいじらしい。憧れってだいじだな。2019/09/15
tera。
8
クジラ岬で潮吹きの練習をしている「くーぼー」の親友でオットッ島に住む『せいちゃん』、海の郵便配達員の『ザラシー』が今回の主役です。ザラシーと友達になるラッコの「プカプカ」や、せいちゃんからの手紙を受け取るイルカの「ルカ」など登場人物(?)がまた増えて、お話が賑やかになりました。せいちゃん、てっきり《セイウチ》だと思ってたらオットセイだったよ^^;2013/08/03
ぴいちゃん
7
長男お気に入りシリーズ第3弾。今回は3章ずつぐらいにわけて数日かけて読み聞かせ😊5歳次男も一緒に✨ ザラシー配達員が「スーパーうずまきぐるぐる一号」に巻き込まれて行方不明になり、ハラハラ😂 なかなかいいキャラしてるラッコのプカプカに出会い面白い展開に。 何日かにわけて読んだので、毎日次が気になりながらのワクワクした読書体験になりました🤗 そしてまた次の本を図書館で予約。楽しみだ〜♥️2023/03/04
菊蔵
7
順番間違えて読んでしまっていることが明確に判明…でも、元気よく読みました。(娘に読み聞かせ)このシリーズ、やっぱり好きだなあ~。初めての仕事、見習いから独り立ちまで、やさしい児童書で置き換えられていますが、どんな人でも仕事を得れば経験していくことかなあと思います。いい時ばかりではないし、困難もあったりするけれど、嬉しく楽しいこともある。ザラシー君はやさしい人達(?)が周りにたくさんいるから幸せだねえーとしみじみ。もっとこのシリーズのお話が読みたいですが、とりあえず全部読み終えてちょっと寂しくなってます。2018/07/17
うー(今年も遅くなります)
6
【今すぐ会えなくても手紙はながーいひもで、離れている二人を結びつけてくれる】海で手紙の配達をしているアザラシ配達員に憧れ、同じ仕事についたザラシーくん。見習いザラシーくんを「だいじょうぶ だいじょうぶ」と優しく 見守ってくれるアザラシ隊員って、理想的な先輩上司だわ。