出版社内容情報
けんちゃんとゆうちゃんは、ふしぎなカプセルにのって“なぜいきをするのか”を調べるため、鼻の穴からからだのおくへ探検に・・・。 小学校低学年から
内容説明
子どもたちは、幼いころから、人体の構造や機能に深い興味をもっています。それは、子どもの知識欲の対象が、まずいちばん手近な自分や周囲の人びとのからだに向けられるからです。科学の第一歩は、いうまでもなく観察し、疑問をもつことです。この本では、その手はじめとして、わたくしたちがいつも空気を吸ったり出したりしている鼻の穴に、関心を向けさせてみました。鼻の穴は、一見すぐに行きどまりになるほら穴の、小さな入り口のようです。しかし、じつはその奥には、おどろくほど深い複雑なほら穴が胸の中まで続いているのです。未知の世界が、こんなに身近にあるのに気づいたときの新鮮な驚き、その探検によって自分のからだの中のすばらしいしくみを知ったときの感動。それは、子どもたちに科学への目を開かせるきっかけとなることでしょう。