出版社内容情報
子ヒツジがある日いい匂いの風に誘われてとことこ歩いてたどり着いた先は不思議なはらっぱでした。初めて出会うバイソンやラクダが言うには、ここはひづめの先が二つに分かれた「ぐうていもく」だけが来られる特別なはらっぱ。そこでみんなでぐうぐうお昼寝したり、おいしい草を食べたり、のんびりとすごすのです。みんなそれぞれ好きなことをするので、ヘンテコなこともたくさん起こります。ある日のラクダは全く口をきかなくなって「自分はジャガイモ」と言い張りますし、バイソンはいつも考えたことが口に出るまでに時間がかかりすぎて忘れちゃう……。でも子ヒツジにはここがとっても居心地がいいのでした。ユーモラスな短いお話とつぶやきのような詩で構成された読みやすい一冊です。
【目次】
もくじ
ラクダがはらっぱにいくとき 2
あくびをすれば、もうともだち 6
できたばかりのバイソンのうた 26
ラクダのそっくりあそび 28
たびのラクダ 48
むかしむかしのバイソンのうた 54
ジャガイモのきもち 56
ほしぞらのしたのジャガイモ 74
かんがえるひげ 76
あさのつゆ 78
もっとむかしのバイソンのうた 92
著者等紹介
小島敬太[コジマケイタ]
1980年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家・作家・音楽家。また、シンガーソングライター・小島ケイタニーラブとして、「毛布の日」(NHK みんなのうた)などの楽曲を発表
鬼頭祈[キトウイノリ]
1991年静岡県生まれ。京都造形芸術大学日本画コース卒業。第190回ザ・チョイス入選(江口寿史氏審査)。書籍の装画、アニメコラボグッズなども多数手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。