出版社内容情報
埼玉県の山奥から流れ出し、大都会・東京湾に注ぐ全長173kmの荒川と隅田川を、奥秩父の神さまとそのお使いが雲に乗ってご案内。
村松 昭[ムラマツアキラ]
内容説明
秩父の山奥からながれだし埼玉県と東京都をぬめて、東京湾にそそぐ全長173kmの荒川。この川は、とちゅうで隅田川と荒川本流にわかれます。むかし下流にあたらしい川を掘ったことで2本の川になりました。化石のたくさん見つかる上流部から、人びとが川とたたかいながらもめぐみを受けてきた中流部をぬけて、大都市・東京の海に出るこの川を、奥秩父の神さまとお使いの女の子が雲に乗って案内します。
著者等紹介
村松昭[ムラマツアキラ]
1940年千葉県市川市生まれ。鳥瞰絵図作家。都立立川高校卒業後、桑沢デザイン研究所などで、デザイン、油絵、リトグラフを学ぶ。そのかたわら1970年ごろより、独学で山や川の鳥瞰絵図を作りはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅花
12
綿密に描かれた絵。上流から下流へ、歴史や自然と共にくだっていく。我が家の子供たちは、絵の中に描かれた鳥が気になる様子。2016/10/05
ヒラP@ehon.gohon
10
川の源流を辿ってみると、山に辿り着くのは当然ですが、川の源流が何処だかは初めて実感しました。 ハイキングやピクニックで遠出した場所から、住んでいる場所に繋がっていることを、俯瞰的に知ることができて、素晴らしい本です。 知っている場所が点在していて、隅田川が荒川から分岐していることを再確認できて、自分の方が感動してしまいました。2016/10/05
みよちゃん
8
自分の住んでいるところが確認できて、面白かった。洪水で難儀した地域で、洪水の後、荒川堤防の工事に駆り出されたと言う思い出話しが残っています。昔は近くの船着場から潮干狩りに行ったと言う話も聞きました。ビン沼は魚釣り場で、また桜も咲いていいとこです。河口近く隅田川のそば、今問題の築地市場もあり、川も変わっていくことでしょう。2016/10/13
ふうてんてん
5
こういう地図系絵本は大好き。スカイツリーから見えたあの川かーと思いつつ。もっと自分にとって身近な川ならさらに楽しめたかも。神様と女の子が空を旅しながら川を案内してくれるのがたのしかった。源流の山々に興味が湧きました。2016/09/18
あるちゃ
5
ネットでこの絵本の存在を知ってから、ぜひ一度は読んでみたいと思って言ました。 なんせ、隅田川の近くで育ち、小中学校時代、何度か荒川の河川敷まで自転車ででかけたりしたので。 源流近くの秩父の山を歩いたこともあります。 東京って川や水路が多いんですよね。 かつては水害に悩まされた地域も多いとか。 なぜそこに川があるのか、なぜ水害が減ったのか、ときどき思い出してみたいと思いました。2016/09/05
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