内容説明
全長194km。四国で一番長い川・吉野川は、高知と愛媛の県境、瓶ヶ森からながれだし、四国の中央部を東にながれて、瀬戸内海と太平洋をむすんでいる海、紀伊水道にそそぎます。ゆたかな自然と人々の営みをはぐくんできた雄大な“四国三郎”吉野川をお地蔵さまとかわうそが、雲に乗って空から案内します。小学校低学年から。
著者等紹介
村松昭[ムラマツアキラ]
1940年千葉県市川市生まれ。鳥瞰絵図作家。都立立川高校卒業後、桑沢デザイン研究所などで、デザイン、油絵、リトグラフを学ぶ。そのかたわら1970年ごろより、独学で山や川の鳥瞰絵図を作りはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
25
3年ほど前、四国の石鎚山に登った。有川浩の『空の中』に出てきた仁淀ブルーに会いたかったので仁淀川(水が透明でとても美しい川だった)にも行った。その途中に寄った瓶ヶ森に「吉野川源流の碑」があった。源流の碑から少し登ると360度ぐるっと山峰が見渡せた。素晴らしい眺めだった。愛媛高知から湧き出で四国山地を横断し徳島から海へ流れ出る、そんな吉野川の様子がよくわかる地理絵本。良書。 3年ほど前の写真とともに子と見入りました。7歳2022/11/25
遠い日
13
日本の川シリーズ。絵が緻密でおもしろい。源流から河口まで。1本の川の変化と下っていく川筋の土地のようす。お地蔵さまとかわうその男の子がそらの上から辿っていく吉野川。四国方言もいい味わいで、徳島の空気を感じる。またあの(?)四人家族もいっしょにてくてく下っています。2016/09/20
もも助
8
大河吉野川は地元の誇り。しかし、源流がどこにあるかは知らなかった。TVの「空から日本を見てみよう」のような雰囲気で俯瞰から川を源流から河口まで紹介している。各ページに川の全体図と現在地が示されているのでとらえやすくなっている。早明浦ダムやかずら橋、池田ダムや第十堰などは取り上げられて詳しく説明されているのも良い。東環状大橋はしらさぎ橋として完成、さらに河口にもう一本橋がかかる予定。案内役のかわうその話し方が阿波弁になっていて親近感がわく。吉野川と地元の暮しの関係がよくわかる絵本。2017/04/03
みよちゃん
3
よどがわの絵本の方が、馴染みのある所が多かったけど、四国の方は、あまり分からない所だったので、じっくり読むまではいかない。でもこのシリーズは好き。2016/09/27
サラサラココ
2
小2こどもと。絵でずっと川をたどっていける。お地蔵さんとかわうその方言混じりの会話形式で楽しく読める。2020/10/30
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