内容説明
絵地図で知る千曲川・信濃川。全長367km。日本で一番長い川・信濃川は、長野県を流れる上流部を千曲川と呼び、新潟県にはいって日本海に出るまでを信濃川と呼びます。川にはダム、発電所、橋がつくられ、川ぞいの街道や高速道路では、人や車がいそがしく行き来しています。高原野菜がとれる村や、大雪のふる町、広い水田地帯をうるおして、川は流れていきます。季節や土地によって様々な表情を見せてくれるゆたかな川・信濃川を、飯縄山の天狗の神さまと十日町の雪ん子が、雲に乗って空から案内します。
著者等紹介
村松昭[ムラマツアキラ]
1940年千葉県市川市生まれ。鳥瞰絵図作家。都立立川高校卒業後、桑沢デザイン研究所などで、デザイン、油絵、リトグラフを学ぶ。そのかたわら1970年ごろより、独学で山や川の鳥瞰絵図を作りはじめる。鳥瞰絵図の作品は、50点以上におよぶ。東京都府中市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
108
お気に入りさんの感想を読んで図書館から借りてきました。きめ細かな手書きの俯瞰図でこの川の流域の様子がよくわかります。ただ日本海に流れ込んでいるのでどうも都市の位置や山の位置などの感触がよくつかめない感じです。列車などもわかるように書いてくれているので楽しめます。色もカラフルですが緑が中心なので目が疲れません。2019/11/24
シナモン
105
図書館本。まず、先日の大雨により被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。日本一の大河信濃川の源流から海に注ぐ河口までの長い旅。天狗さまと女の子が空から案内してくれます。新潟県在住の私にとって身近な信濃川も上流の千曲川のことはよく知らなかったので、こんな風に、こんな土地を流れてきてるのかーと勉強になりました。その土地の動物、魚、鳥の名前が詳しく載っていて読みごたえもあります。自分ちはこの辺かなと探すのも楽しい一冊でした。2019/10/27
ゆみねこ
71
甲武信ヶ岳の山頂の川の源流で出会った天狗と色白の女の子が、日本一の大河・千曲川信濃川を雲に乗って旅をする。地元を流れる川なのでとても面白く読みました。女の子の方言が可愛いです。欲を言えば❨だ❩を❨ら❩と表現したらもっと地元の言葉に近づくかな?2020/03/20
とよぽん
34
村松 昭さんの鳥観図が素晴らしい。天狗様と雪ん子が雲に乗って源流から河口までたどりながら、信濃と越後の自然の豊かさや文化、人々の暮らしを眺める。読者も一緒に旅をしているような気になる。色づかいも鮮やか、雪ん子の方言もあたたかい。2019/11/17
どあら
23
図書館で借りて読了。2021/02/14