出版社内容情報
「動物と話してみたい」そんな子どもたちの願いにこたえる「馬語」の入門書。馬とコミュニケーションをとるための秘密が書かれた絵本です。
日本のはしっこ、与那国島で馬を相棒に暮らす著者が、馬の世界に入りこんで発見した7つの秘密を子どもたちに伝えます。
そこには生き物や自然と向かい合うための豊かなヒントがあります。
馬と話すことができれば、きっとこの世界の美しさが新たに見えてくるでしょう。
内容説明
「目の前にいる、この小さな生きものは、人のように見えるけど、もしかしたら、馬語がわかるのかもしれないぞ!」小学校低学年から。
著者等紹介
河田桟[カワタサン]
1964年神奈川県生まれ。馬飼い・文筆業。2009年、馬と暮らすために与那国島に移住。カディブックスを立ち上げ、出版活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
80
タイトルに惹かれて読んでみた。素朴な内容で、作者の馬への愛を感じる。よく観察すると馬の気持ちがわかるのだと思った。2023/09/05
☆よいこ
72
絵本。ごくたまに馬語の半分くらいはわかるようになることもがいるみたい。馬語のひみつが7つ▽[1.体の動き]耳のことば/鼻のことば/目のことば/口のことば/脚のことば/首のことば/しっぽのことば/声のことば[2.性格]嫌がっていたら離れる[3.視野]じろじろ見られるのは嫌[4.距離感]いつでも自由に動ける空間がすき[5.リズム]たいていは人よりゆっくり、時々すごくはやい[6.時間]周りぜんぶの動きを感じて馬語を話す[7.話しかけるには]なにもしないこと▽馬のイラストがシンプルでわかりやすい。2022年刊2023/09/15
榊原 香織
64
与那国島で馬飼いやってる方の。 馬がとても好きなんだって、伝わってくる。 静岡県優良図書2024/03/15
yumiha
49
以前に読んだ『馬語手帖ーウマと話そう』を絵本にされたものだと思った。馬は臆病な?生き物だから、人間からグイグイ踏み込むのはNG。耳、鼻、目、口、脚、首、尻尾、声などから馬の言葉を読み取る。数年前馬事公苑で「アラート号」という公苑内でお客を乗せた馬車を引く馬の鼻面を撫ぜさせてもらったことがある。当時は全く馬語なんて思いもしなかったし配慮もしなかったけれども、おとなしく撫ぜさせてくれたのは、その馬に乗っていた方を信頼していたからだったのだ、と今更ながら思い至った。2023/01/20
ちえ
48
馬と暮らすために与那国島に移住した作者。これまでも何冊か本が出版されているけれど、この本は初めての子供に向けての本。乾いた土に雨が降るように、絵も文章も心に染み込んでくる。この気持ちを言葉で上手く伝えられないのがもどかしい。とても良かったです。是非^_^🐴2023/03/01
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