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出版社内容情報
義経と静の出会いから,静の死までを描く。平家を破った義経だが,兄頼朝ににくまれ,共に逃げるが,静は捕まり鎌倉に送られる。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
16
木曽義仲の巻に出て来た巴御前は、愛する人のそばで共に戦うことで生を全うしようとした。対して静御前は、運命に流されるままに見えながら、一筋に義経を愛し義経を信じて短い生涯を生き切った。享年19歳。美人であり、舞の達人でもあったのだろうけれど、義経が惹かれたのは7歳の時に生き別れた母を思い出させる部分、とこの絵本では言っている。実際のところはわからない。でも、その後の静を見ると、嫋やかでありながら一本芯の強いところは、確かに義経の母に似ているかもしれない。素直で純粋な義経が、いかにも惹かれそうなタイプだよね。2024/04/28
ヒラP@ehon.gohon
11
義経の純粋さと静御前の一途さが印象的なお話です。 猜疑心の塊のような頼朝の仕打ち、恩を仇で返す姑息な土佐房の策略で純愛が踏みにじられていくのが哀しく思いました。 戦にあって、義経の人のよさは最大の弱点でした。 静御前にスポットを当てたこの巻は、美しすぎますね。2017/08/02
Y子
1
静不運。頼朝ひどい。2014/01/05
のん@絵本童話専門
0
劇的でドラマティックな源平の戦いと義経の一生を描いたシリーズ。全10冊、赤羽末吉さん絵。史実ではない物語も含まれているが、作者の今西さんの歴史解説もあり、この時代の流れが理解できた。第八巻では平氏との戦いが終結し、いよいよ義経と頼朝間の対立が深まっていく。頼朝の軍勢が来て、義経は都を出て吉野へ。妻となった静は吉野で別れたあと、頼朝に捉えられ、義経との子は殺される。2024/09/14