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出版社内容情報
牛若丸の幼名で知られる源義経の鞍馬寺における幼年時代から,打倒平家の願いをこめて奥州藤原氏のもとに下り元服するまでを描く。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
28
赤羽末吉さんの絵で源平を読める幸せを噛み締める。私にとっても義経はヒーローだったので、高校生くらいまで梶原景時はキライだったなぁ(笑)と。第1巻が頼朝ではなく、牛若っていう判官贔屓。ちなみに、常盤御前の息子たち3人は、今若=阿野全成、乙若=義円(早々に戦死)…けっこう容赦ない人生を歩んだなぁ。2022/07/25
マッピー
21
この絵本はいい。絵本だけど文章が簡単すぎず、難しすぎない。絵も引きで描かれているから、動きがわかる。で、平家に追われる生活、母と別れて寺で暮らすさびしさなどが丁寧に描かれた後に、自分の父親の最期を知り、打倒平家に燃えるようになる姿が描かれる。カラス天狗相手に剣の稽古をしているのが和尚にばれ、仏門に入るよう言われたとき、〈金売りの吉次〉の手引きで奥州の藤原氏のもとに行くことにするが、その時、吉次を狙った盗賊を退治したという話は知らなかった。知っていることも知らないことも、赤羽末吉の丁寧な絵でよくわかる。2024/01/20
hoguru
17
絵がこの時代の雰囲気を壊さないものをと探して選んだもの。絵が美しい。文章は昔ながらの地名の読み方等を今の〇〇県などの説明が入るが、物語を妨げない程度でわかりやすい。第1巻牛若丸から、第2巻武蔵坊弁慶へと続いているので、息子も続きが気になる様子。自然と源平絵巻物語に親しめとても良い絵本。2016/10/18
ヒラP@ehon.gohon
12
源平絵巻物語の第一巻と有りますが、このような時代絵巻を絵本で行うという取り組みに素晴らしさを感じます。 第一巻の「牛若丸」から、赤羽さんの他の絵本とは違う、襖絵のような、巻物のような、時代感のある描き方の重厚さを感じました。 それでいながら、児童書として、牛若丸の生い立ち、成長がとても分かりやすくまとめられています。 全巻を読みたいと思います。2017/06/21
ネジとサビ
11
『鎌倉殿の13人』に影響を受けて、読み始める。絵と文、これ以上のコンビはないのでは。我が家にも欲しいなぁ~。2022/02/23