感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
全10巻で源義経と武蔵坊弁慶の生涯について書かれています。今西祐行さんの文（古い地名は現代に訳されても載ってます）に、赤羽末吉さんの絵。圧巻です。義経の幼少頃（牛若丸）は逸話と言われていますが、それも含めて楽しく切なく読めました。【第4回 講談社絵本賞】（第10巻 衣川のやかた）2020/05/11
みー
8
ブックトーク候補。これは見ごたえ読みごたえがあります。素晴らしいです。文章も、赤羽さんの絵も本当に絵巻を見ているようです。義経と弁慶のその生涯が描かれており、最後１０巻・・圧巻です。弁慶の力強い最後と、義経の静かな最期・・涙が出ます。2016/11/27
さおぺん
1
自分が興味があったので、ついでにこどもたちへ読み聞かせ。 巻頭の解説、現地取材旅行で感じたことなどが、心に残ります。 エピソードとしては有名なものばかりで、改めて読んでも新鮮です。 絵の質の高さと物語の面白さで、小さなこどもたちも飽きずに最後まで10巻一緒に読み終えました。 折りにふれ、繰り返し読める本だと思います。 押さえた語り口と、物語全体の物悲しさ、敗者への共感が、日本的感性です。諸行無常を実感しますよ。2012/08/15
