感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
237
さねとう あきら・文、桜井誠・絵。第2次大戦の末期。しきりに本土空襲が繰り返されていた頃。空襲で子どもを失ったお母さんと、母親を失った男の子の物語。おそらくは、作者の実体験に基づいているものと思われる。この2人が身を寄せ合って難を逃れていたのだが、激しい空襲の夜に離れてしまう。男の子が歌う「てんのうへいかの おんために しねと おしえた ちち ははの」のリフレインが静かに流れる。白い蓮の花は、明日へのわずかな希望の象徴だろう。大空襲を、この2人だけに焦点をあてることで、逆に鮮やかに描いた作品。絵は⇒2025/08/05
ochatomo
12
『しんだひとは、白い花になってもどってくるという』 絵は桜井誠さん 1978刊2019/03/26
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