内容説明
こん虫のおやこのつながりは、さまざまです。お母さんが、たまごをうみっぱなしにするものから、たまごから生まれた赤ちゃんをそだてるものまで。こん虫たちのおやこを見てみましょう。アキアカネ、トノサマバッタ、カマキリ、モンシロチョウ、オトシブミなどがどう卵を産み、そのあとどうするかを紹介します。
著者等紹介
岡島秀治[オカジマシュウジ]
1950年大阪府生まれ。東京農業大学農学部学部長。農学研究所所長。農学博士。1978年、東京農業大学大学院農学研究科博士課程修了。1987年、東京農業大学農学部助手。同大学講師、助教授、教授を経て、2008年より現職。同大学で昆虫学研究室を主宰。専門は、昆虫学・動物系統分類学。アザミウマ類の分類や、その天敵に関する研究を中心におこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こどもふみちゃん
5
超お勧め★★★★★。2012年1月に出版された本のようです。大変いいです。シリーズ全5巻あり、あとの4つは『こん虫のどうぐ』『こん虫のことば』『こん虫のかくれんぼ』『こん虫のへんしん』です。どれも大変よさそうなので購入したいくらいですが、ぐっとこらえて図書館へ。(*^_^*)2012/04/20
こどもふみちゃん
5
超お勧め★★★★★この本を見ていると、昆虫にも母性なるものがあって、卵を守っているのかなあ~。両生類なんかは卵は産みっぱなしだけれど、昆虫は一見進化していないようで、やはり大昔から存在しているだけあってずいぶん進化しているんだなあ~と感じた。4・5歳からでも読み聞かせやすい。トックリ蜂のお母さんは、毒を指して仮死状態にしたいもむしを、卵を産みつけた巣に閉じ込めた後、巣の入り口を塞ぐそうです。そのほかにも大人が読んでも楽しい内容が盛りだくさん。3・4・5・6・7・8・9歳向け~大人。読みやすい。2012/04/20
たみっち
2
足が6本の昆虫たち、その親子の関わり方は様々あるんだなぁ。卵を産み落とすだけの虫、卵に餌を添えて・餌でくるんで立ち去る虫、羽化するまで卵を守る虫、幼虫の口に食べ物を与える虫…生存確率が低い虫ほど親は最後まで面倒をみるのかな…。写真も綺麗で、虫の体のつくりも分かります。そしてなんといっても読みやすい!良本です^^子どもの頃の自分は手に取らなかった、自分に読ませたかった類の本(読んでいたのは物語中心)。大人となった今、我が子には幅広いジャンルの本に触れさせたい。しかし娘@小1はやはり物語ばかりを手に取る…苦笑2013/02/12
ほっこりね
2
次男(4才)チョイス。なんちゅう気持ち悪いのん借りるんやーと、図書館で引きぎみの私でした。が、良かったです。岡島さんの名前は、昆虫の図鑑や専門書で、よく目にしてました。さすが~納得です。写真が美しく鮮明で、説明も親子ともに分かりやすく、楽しめました。気持ち悪~と思ってしまってた、親昆虫と卵や幼虫の姿。読み終えると、色んな形や方法で、きっちり命が続くようになってるんだなあ、すごいなあと、気高い写真に見えました。他シリーズも読んでみたいな。2012/11/25