出版社内容情報
「おやすみなさい」といって、ふとんにははいったものの、なんだかどうしてもねむれない……、男の子がとうとうおきあがって電車のおもちゃで遊びはじめると……。みんなが寝静まった夜にはじまったぼくだけのひみつの旅を、緻密にあたたかく描く一冊です。
内容説明
ねむれないこあつまれー!まよなか、ふしぎなぼうけんのはじまり。見れば見るほどたのしい、なかざわくみこワールド!
著者等紹介
なかざわくみこ[ナカザワクミコ]
中澤/久美子。1983年東京に生まれ、千葉で育つ。文化女子大学造形学部卒業。白泉社MOEイラスト・絵本大賞第8回年間グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
31
眠れない男の子がおもちゃの電車に乗って、ぬいぐるみの相棒と冒険の旅へ。着いたのは台所町。隅々まで細かく描かれており、目覚めた翌朝の台所との対比が楽しい。2024/10/28
ふじ
13
※発売前なので書影がないです※眠れない夜の空想からいつの間にか夢の世界へいざなわれる、子どもの頃の追体験のような絵本。部屋も、商店街も、キッチンも、細部まであたたかな書き込みに満ちていて、これぞ手に取って広げることができる紙の絵本の醍醐味。さて、あのプレゼントの中身はなんだったのかな? #NetGalleyJP2024/07/12
イカまりこ
6
布団に入ったのになかなか眠れない男の子がおもちゃの電車に乗って不思議な世界に行くお話。文章が最小限なので想像する必要がある絵本だった。にぎやかな絵で隅々まで眺めた。ストーリーともう少し関連して発見や変化があれば、もっとよかったかなぁ。電車に乗ったお客さんや部屋のおもちゃとか、書き込んである絵なのに、あんまりわくわくできなかった。2024/10/22
遠い日
4
全然眠れない夜。遊び始めた男の子の前に現れた思いがけない魔法。おもちゃの電車に乗って、出発進行!着いたところは台所町。隅々までの濃やかな描き込みには饒舌なお話が詰まっています。物珍しく、楽しく遊んで気持ちは膨らむ一方。帰りの電車が名残惜しい。いつのまにか睡魔に引き込まれて目覚めた朝。一転してこの子のおうちの台所に目を見張りました。何度も見返して、全部呼応していることにびっくり、わくわく。ラストのページのあるものから、どうしてこの子がゆうべ眠れなかったのか、わかっちゃいました!#NetGalleyJP2024/08/28
チタカアオイ
1
【図書館】2024/11/04