出版社内容情報
大海原のまんなかで漁師がいった。「焼き鳥が食べたいなあ。」すると空から声がした。「デリバリーぶた!」世界一高い山で、登山家がいった。「ここでラーメン食べたら最高だろうなあ。」すると下の方から声がした。「デリバリーぶた!」食べ物の絵に定評のある作家がえがく、ちょっとシュールで愉快な絵本。「こんなとき、こんなところで、こんなものが食べられたら、最高だなあ」という食欲と妄想をそそります。
内容説明
ひろいうみのうえで、りょうしがいいました。「きょうはやいたにくがたべたいな。」そのとき、そらからこえがした。デリバリーぶた!対象:4歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
63
読み友様からのご紹介本です📚どこまでもデリバリーしてくれる豚さんが愛おしい🐷いつでもおいしいものをお届けに来てくれます。お礼にパラシュートやキスをもらったり。最後には宇宙の果てまでデリバリーした!お礼は何かな?2022/10/01
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
56
お腹空いた、食べたいな~と思ったものを、どこでも届けてくれるデリバリーぶたさん。羨ましい、私なら毎日つぶやいて破産しそう(笑)。そして加藤休ミさんの食べ物の絵は本当に美味しそうです。病気で寝込んでいる時のご飯は、本当に有難いですね。2021/12/07
よこたん
54
“デリバリーぶた! おまちどおさま〜” 食べたい時が、うまい時。ええっ!?こんな状況でと思う所で、食べたくなるものって案外ありそう。神出鬼没でどこへでもひょっこり現れて、望みの品をお届け。よく考えたらかなりシュールだけど。少々ゆるめの景色と人物の中に、リアルに美味しそうな食べ物が際立つ。美味しいものを食べると、みんな頬が緩んじゃうね。私にも、熱々のラーメンを届けに来てほしいよ。浮かんでる厚切りチャーシューに、かなしい気持ちにならないのかは、聞にくい。聞いちゃダメだね(笑) お腹がすいてしまう絵本。2021/08/28
がらくたどん
42
「コロナ禍で脚光を浴びたデリバリー」とか、最初思ったけれどもう良いんです。ピンクの鉢巻き・赤Tを逞しく着こなし、海でも雪山でも「昔々」でも外国でも宇宙にだって配達一筋チャリを飛ばす彼(?)を見たら。熱血マッチョなだけではないんです。病気の人にはそっと差し入れ。小さな声で「おだいじに」ですって。なんて優しい気遣いの人(豚です)。裏表紙、行きに被っていた日よけ傘はどうしたのかな?ちょっと宇宙では邪魔だった?そこだけが妙に気になる。でも、良作。2021/09/21
くぅ
38
コロナ禍ならではのタイトルだな〜と思いましたが、コロナ禍じゃなくなっても楽しめそうなのが流石は休ミさんって感じ。息子は"つめたくてあまいもの"が正解してドヤ顔でした。ちなみにその前、"あたたかいもの"は「さつまいも!やきいも!」と答えてました(笑)でも山の上なら焼き芋、食べやすいかもね(๑´罒`๑)(4歳2ヶ月)2021/07/21