出版社内容情報
春。小鳥たちの結婚の季節。歌をうたって仲間をさがします。それなのに、ちいさい小鳥は、自分の歌を忘れてしまいました。ひとりではさびしくて、ちょっと考えてから、くちばしを開いて高らかに鳴くと……その声に応えてやってきたのは、なんと犬でした! あれれ、まちがえちゃったみたい。ええと、ぼくのうた、なんだっけ? それから次つぎとちがう歌をさえずるたびに、ぶたや牛や猫がやってきて……。さまざまな動物たちに励まされながら、思いつく限りの歌をうたう小鳥のもとに、小鳥の女の子はやってくるでしょうか? おっちょこちょいな小鳥と、親切な動物たちとのやりとりが楽しい、ドイツ生まれの絵本。シンプルでユーモアあふれるテキストは、読み聞かせにぴったり! いっしょに読めばきっと、くすくす、あはは! と、じんわり笑いが広がっていくことでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
31
遠い方の新着棚で。表紙のかわいらしさに惹かれて。春は小鳥たちの結婚の季節。歌を歌って相手を探すのに、「ちいさい ことり」は自分の歌(鳴き声)を忘れてしまった。悩んだ末に出てきたのは……「ワン」!? 次々出てくる、おかしな歌。さあ、どうなる? ことりを心配する動物たちの優しさも素敵。どの動物も、とてもかわいく、かつ個性的に描かれていて、楽しい。2020/07/24
ヒラP@ehon.gohon
25
恋の季節に、求愛の歌を忘れたしまった小鳥が、一生懸命自分の鳴き声を思い出そうとしています。 動物たちを呼び寄せるほど、いろんな動物の声をモノマネできるなんて素晴らしいと思いますが、次第に子どもたちと一緒に鳴き声を考えるという、参加型にもなっていて楽しいと思いました。 最後はお嫁さんになる小鳥の方から近づいてきたみたいですね。 みんなでハッピーな絵本でした。2021/10/15
メープル
14
じぶんの歌をわすれてしまったことり。結婚相手を探すために歌を思い出そうと頑張ります。色んな動物が出てきて絵が可愛い。2020/11/03
遠い日
7
あらあら大変。カナリアではないけれど、自分の歌を忘れてしまった小さな鳥。いろいろな動物たちが、小鳥の間違った鳴き声につられて登場し、行列していくようすも楽しい。自分の歌を取り戻さなけりゃ、結婚できないよと焦るぼくに、勇気ある女の子の鳥が大きく一声。かっこいいなと思いました。2020/06/20
ゆうら
6
子どもと一緒に、動物たちの鳴き声をしてみるのもいい。でも、ろばの鳴き声だけはよくわからなかった。かわいい本。2020/08/02
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