出版社内容情報
絵筆をもった男の子がかくのは……とっても青い馬。赤いわにや黄色い牛などカラフルな動物たちがあらわれる、迫力いっぱいの絵本。
内容説明
えをかくこと、それはのびのびといきることだ。なにいろでかくか、それをかんがえるのもとってもだいじ。まちがったいろ？そんなものはない。いちばんぴったりのいろをひとりひとりじゆうにじぶんでずっとさがすものだ。エリック・カールが子どものころに出会ったすばらしい絵を、みんなに手わたしたくてつくった絵本。３歳から。
著者等紹介
カール，エリック［カール，エリック］ ［Ｃａｒｌｅ，Ｅｒｉｃ］
１９２９年アメリカのニューヨーク州に生まれ、ドイツで育つ。大学卒業後、アメリカに戻り、グラフィックデザイナーとなる。１９６８年に絵本『１、２、３どうぶつえんへ』（ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞）を発表して以来、世界的な絵本作家として活躍。２００３年ローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞
ビナード，アーサー［ビナード，アーサー］ ［Ｂｉｎａｒｄ，Ａｒｔｈｕｒ］
１９６７年アメリカのミシガン州に生まれ、ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』（思潮社）で中原中也賞、『さがしています』（童心社）で講談社出版文化賞絵本賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』（集英社）で日本絵本賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
91
12歳のカール少年が多大な影響を受けたドイツのフランツ・マルクという画家に捧げた絵本。絵は常識で描くものではない、心で描くんだ!!色彩に富んだステキな絵本。オススメ!!2014/04/26
パフちゃん＠かのん変更
42
さすがエリック・カール。あり得ない色でもとても美しい。2014/04/13
anne＠灯れ松明の火
31
新刊棚で。本来とは違う色で描く動物たち。青い馬、黄色い牛、黒いシロクマ……。どれもインパクトが強くて、「さすがエリック・カール！ 次は何色の何？」とワクワクする。後書きによると、フランツ・マルクという画家がこのような色使いで描いていたのを、ナチスが”堕落した美術”と迫害したそうだ。子どもの頃、美術教師から複製画を見せてもらい、その素晴らしさはエリック・カールの心に刻み込まれた。”かくかくかく”と3度も繰り返される、描くことへの想いの強さは、マルクの分まで入っているのかな。2014/03/05
anne＠灯れ松明の火
27
（再読）おはなしライブの〆の候補に相棒が選んだ。後にワークショップをつけるのもいいが、今回はこれだけで。子どもたちに「描きたいものを描いてね。誰かが『変なの』と言っても気にしないで。好きなものを好きなように描けばいいんだよ」というメッセージを伝えられたらいいな。2016/07/03
退院した雨巫女。
26
《書店》エリック・カールらしい色使い。キレイだし、個性的。2014/02/09
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