内容説明
ネッドとドニーはふたごです。ある日、ドニーがてぶくろをひとつなくしてしまいました。そのことを知った近所の人たちがつぎつぎに、おちていたてぶくろをとどけてくれるようになりました。おとなりさん、学校の先生、ゆうびんやさん、ごみあつめのトムさん、ぎゅうにゅうやさん…。ふたごのうちには、てぶくろがいっぱいあつまりました。こんなにたくさん、どうしたらいいのでしょう。そのとき、ネッドがいいことを思いつきました…。
著者等紹介
スロボドキン,フローレンス[スロボドキン,フローレンス][Slobodkin,Florence]
1905‐1994。アメリカのニューヨーク州に生まれる。詩人・作家
スロボドキン,ルイス[スロボドキン,ルイス][Slobodkin,Louis]
1903‐1975。アメリカのニューヨーク州に生まれる。美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。『元気なモファットきょうだい』(岩波書店)の挿絵を手がけたことから、子どもの本の仕事をはじめる。絵本『たくさんのお月さま』(徳間書店)でコルデコット賞を受賞
三原泉[ミハライズミ]
1963年宮崎県に生まれる。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
88
赤い手袋の片方をなくした双子のところに、「これもあなたのじゃない?」と、次から次へと片方だけの赤い手袋が届くお話。なんとか、もとの持ち主に返してあげようと、庭に赤い手袋を吊るすのだった。それによって、多くの手袋は持ち主のところに帰っていったのだが・・・それがまた評判を呼び、次のシーズンではまた片方だけの手袋が双子のところに集まって来るのだった。なんという無限ループ。2018/02/04
mocha
86
真冬の道ばたにはよくてぶくろが落ちてる。子どもの頃は母が毛糸で編んだ長い紐で、右手と左手を繋げてたっけ。作者スロボドキン夫妻の双子のお孫ちゃん達も、きっとなくしてばかりなんだろうな。可愛らしくて温かく、懐かしさも感じるお話。2020/11/26
tokotoko
69
表紙の2人の男の子達、何か赤いモノ持ってるの、見えますか?何と!これ全部手袋なんです。あっ!この男の子達、ネッドとドニーっていうふたごです。どっちがどっちかは、わかりません!最後まで、よくわからなかった!!けど、手袋をなくしてしまったのはね、「ドニー」です。なくしたのにね、何でこんなにいっぱいあるの?って思うでしょ!?それがこの本のお楽しみです。寒い寒い冬の失敗も、こーんな楽しい事件になると・・すっごく面白かった冬に変わっちゃうなぁー!って思った1冊です。アメリカからスロボドキン夫妻が届けてくれた冬です。2014/12/28
masa@レビューお休み中
67
双子のネッドとドニーは、おそろいの赤い手袋をしていました。でも、あるときその赤い手袋をなくしてしまいます。さあ、大変…となるかと思ったら、なくした手袋はすぐに見つかるのです。大変なのは、その後なのです。うわさを聞いたご近所の人たちが手袋を持ってくるようになったのです…。やさしさがいっぱい詰まったお話ですね。みんなのやさしさの連鎖があったかい。そのあったかさが雪が降り積もっても、心の温かさになるのかもしれないですね。ネッドとドニーも、おばあちゃんも、ご近所の人たちも、みんなやさしくていい人たちなのです。2012/11/20
Natsuki
64
ネッドとトニーのところにぞくぞく届くてぶくろ。何故こんなにもてぶくろがいっぱいあるのか?そして何故裏庭にものほしロープをはって、てぶくろを吊るしてあるのか?人の優しさが詰まった絵本でした(*´∀`)♪2015/10/24
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