出版社内容情報
ちょうちょ! と思って網をかぶせると意外や意外、花や木の実や風船で失敗また失敗。蝶の形の穴あきしかけでめくる楽しさ抜群! 3才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
328
ここでも五味太郎に独特のタッチの絵。登場人物たちの表情はシンボリックな表象だが、子どもたちにも了解されるはず。シンプルなようでいて存外にページごとの情報量は豊かだ。これこそが五味絵本の優れた点かと思う。さて、お話は男の子が黄色いちょうちょを追って、失敗を重ねるという単純なものだが、おそらく子どもたちの再読に十分に応えられるだろう。読後は子ども園の内外で黄色いもの探しをして楽しめそうだ。2024/06/03
momogaga
55
黄色いちょうちょを思わず探したくなりました。読んだ後に公園で探しましたが・・。見つかりませんでした。2021/05/03
momogaga
55
【大人こそ絵本を】今回もしかけがお見事。ページをめくった後のしかけが工夫してありますね。主人公の男の子も間違えながらも成長しているところも○です。2016/05/04
yomineko@ヴィタリにゃん
54
読み友様からのご紹介本です📚仕掛け絵本の楽しさと、意外性が楽しめる。黄色いのはちょうちょだという先入観!!!あれ?違うよね?全部違うんだ。。。でも最後はね~😊2024/07/13
masa@レビューお休み中
51
少年が黄色いちょうちょを探すお話といえば、ちょっと青い鳥的な匂いがしても良さげですが、五味さんに限ってそんなことはありません。これも、仕掛け本なのですが、黄色いちょうちょだと思って、捕まえようとすると、まったく別のものだったというお話です。元々、五味さんの描く人って、笑ってるんだか、驚いているんだか、怒っているんだか、よくわからない顔をしているのですが、ここでは明らかに驚いていたり、怒っていたりするんですよね。大人がいくら怒っても、夢中になって捕まえようとする。それって、何かに似てるなって思うのです。2012/03/04