内容説明
だあれも気がついていないのに気づいてしまったこと。6歳から。
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
1945年、東京生まれ。工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AKIKO-WILL
26
五味太郎さんの絵本だけど、読むと詩っぽい部分もあるし、チョット哲学的な部分もあるし、楽しい。良く世界を見るともしかしたら見逃しているかもしれないステキな発見があるかも?2015/12/05
どあら
23
図書館で借りて読了。皆が気にしていないことを、僕はある日気がついた!文は少ないけど、僕の気づいたことを絵の中に探すのが楽しい絵本です!(全学年、3分45秒)2020/06/04
ごんたろう
18
気がついたのは僕だけ? ビルでは展覧会。広場の端っこは危険。ガイコツだらけの観光バス。都会の川を流れる桃。野球場の隅の蟻の野球。運動会の綱は、なんと蛇だった。無数の落ち葉の中には魚もいる。数々の島の中には動いているものもある。みんな気がついていないようだ。教えてあげた方がいいのだろうか? 読者は文章の意味を、絵の中から探し出す。文章以外の物語も発見する。本書は、全て彼の幻想かもしれない。だとすれば豊かな想像力だ。私たちは彼の世界が間違っていると言い切れるか?私たちの見ている世界もまた幻想なのかもしれない。2015/06/19
読み人知らず
16
気づいていないだけで世界はこんなにもいろいろなことに満ちあふれている2014/06/01
おはなし会 芽ぶっく
15
絵探し絵本ですが、答えがない。文章もあやしい(笑)「ぼく」が気になる事、読者が気になる事それぞれでいいみたい。誰かが気づいたことをお互いが認め合えるといいですね。2020/02/14