目次
おじいさんはたびをしていました。ひとりぼっちではありません。いぬのピーピラピューもいっしょです。でも…、どうしておじいさんはたびにでたのでしょう。かえるいえはどうしたのでしょう。ながいたびのはてのあるひのこと、おじいさんははっときがつきました。そして、あるきはじめたのです。そう、あのばしょへ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
最後まで読むと涙が出て切ない。犬と一緒に放浪の旅をしているおじいさん。横になれる場所を見つけますが、そこには先住者が。そして、丘の上に大きなリンゴの木が1本。おじいさんはそこに向かって歩きます。そこは昔おじいさんがおばあさんと住んでいた所でした。おばあさんに先だたれ、寂しくて家を出て旅に出たのでした。その間、リンゴの木が立派にお留守番していてくれたようです。家はなくなっていたので、おじいさんは家の材料を拾い集めて家を建てました。立派ではありませんが、子どもたちが遊びに来てくれる家となりました。2025/09/27
たまきら
28
とっても切ないお話です。家ってなんだろう?と今一度考えたくなるお話です。愛がない家って単なる物の置き場所なのかもしれません。2020/02/17
ヒラP@ehon.gohon
25
色々に読み取れるお話です。 おじいさんは一人ぼっちになったら、寂しくて自分の居場所探しに流転するのです。 おばあさんは、一人ぼっちになっても、思い出と一緒に暮らすことができるのです。 そのように読んでしまったら、男のセンチメンタリズムと、女のラショナリズムの対比のように飛躍してしまうのですが、おじいさんのわびしさには、気が沈んでしまいます。 たどり着いたのはかつての住まい跡でした。 一人暮らしのおばあさんに、教えられたような気がします。2021/12/05
ラグエル
8
時間や場所を贅沢に使い、自分の心の安息を取り戻す物語。2015/12/13
こどもふみちゃん
7
ちょっと心に染みる絵本なので、年齢層広く楽しめる絵本だと思いました。4・5・6・7・8・9・10歳向け。2010/11/25
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