内容説明
ほんのこどものほんちゃんは、しょうらい、どんなほんになるかかんがえています。としょかんにすむほんちゃんのおかあさんは、「りっぱなずかんになりなさい」といいます。ほんちゃんは、どんなほんになるのでしょう?3歳から。
著者等紹介
スギヤマカナヨ[スギヤマカナヨ]
静岡県三島市生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そる
214
子供No.3が借りてきた。どんな本になりたいか、という話。図書館と本屋さんと古本屋さんで修行したそうです。本も学校に通う。そこで「健康に気をつけよう」びしょびしょ、びりびり、べたべた、くしゃくしゃ⋯全てやるのは赤ちゃん!本は赤ちゃんには気をつけよう(笑)。確かに。2019/01/24
新地学@児童書病発動中
97
本が主人公のユニークな絵本。ほんちゃんというかわいい主人公の名前がいい。子供は音読するので、本に対する親しみが増すかもしれない。本を汚すので赤ちゃんは怖いと言う本の嘆きに笑ってしまった。古本が本棚に温かく迎え入れられる結末が素晴らしい。ときどき本が自分に語りかけてくれると感じることがある。この絵本の作者にもそんなことがあるのではと思った。2016/04/07
ゆか
36
お気に入りさんの感想を見て。すごくよかったです。本の学校の授業で健康に気をつけようとあり、びしょびしょ びりびり べたべた くしゃくしゃの項目に、すべて赤ちゃんが入っているのには、笑いました。お母さんは立派な図鑑になることをすすめます。ふと、ここを読んで今図鑑や辞書で調べなくなっていることに気がつきました。昔は、国語辞典とか読むのが好きだったのに。ほんちゃんがなりたい音の出る絵本というのも、ここ20年くらい?でてきていますよね。ほんちゃんがほんちゃんのままでいられて、それで一つの作品になれてよかったです。2016/04/17
こふみ
19
勤務校の「図書館に関する本コーナー」にひっそり置いてあった絵本。 本のこどもが将来どんな本になりたいか考える(妄想する)お話し。 とてもいいお話しなので、もっと目立つところに置いてみんなに読んでもらおう(#^.^#)。2021/04/28
ほんわか・かめ
18
ほんちゃんの夢はステンレス製(!)の「かっこいい本」になること。図鑑や物語の本、赤ちゃん絵本、辞典などから、いろいろと本について教わるほんちゃん。さて、ほんちゃんはどんな本になったでしょう?(*´艸`*) 一冊一冊にエピソードがあって、やっぱり本っていいよね、と思えるおはなし。2020/10/01