内容説明
1874年(明治7年)創設の小学校。133年続いた小学校が「統合」という市の選択により2008年3月、閉校になった。両親も、おじいちゃんも、そのまたおじいちゃんも通った、みんなの共通の「ふるさと」がなくなってしまうのだ。そんな、みんなの学校の思い出を残したい。絵本の形で残したいからと、ぼくに話が来たのが、2006年の秋。どんなところかも知らず、ぼくは秋田県大仙市にでかけ、小種小学校の子どもたち、先生たちに会った。さっそく、ぼくは、子どもたちと「思い出さがし」に出かける。いろんな思い出が、学校のいたる所に落ちている。それを、言葉ごと拾い集める作業だ。おもしろい、楽しいエピソードがたくさん集まった。小学校低学年から。
著者等紹介
中川ひろたか[ナカガワヒロタカ]
1954年、埼玉県生まれ。千早子どもの家保育園に5年間保育士として勤務。元バンド「トラや帽子店」リーダー。1995年『さつまのおいも』で絵本デビュー。2005年『ないた』で日本絵本大賞受賞。歌に『世界中のこどもたちが』『みんなともだち』他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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