出版社内容情報
恐ろしい天敵から身を守るため、小さな茂みに隠れすんでいたバッタが、決心して大空に向かってはばたく力強い絵本。 4才から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
89
弱肉強食の世界で、毎日怯えながら暮らしていたバッタが、自分に備わった力を精一杯発揮して、力強く生きていくお話。半ば捨てばち的に日向ぼっこを始め、ヘビとカマキリに同時に襲われたあたりでは、絶体絶命に思えたが、そこから発揮された脚力がすごかった。脚の力だけで行けるところまで高みへと登っていくが、その後転落。再びカエルや魚に食べられるかと思いきや、今度は羽の力に目覚める。飛び方はたどたどしく、トンボやチョウには笑われるが、バッタはただ自分の力で飛べることを誇りに思うのだった。そして荒地を超えた先に…。すごい絵本2016/11/19
masa@レビューお休み中
71
自然の摂理、自然界の循環がありありと描かれている。食べるものと食べられるもの。強いものと弱いものが厳然と存在する。バッタは恐ろしいものたちに常に狙われている。カエル、カマキリ、クモといったものたちがバッタを食べようと襲いかかってくる。いつ食べられてしまうかもしれない恐怖を抱えている生活を続けるのが嫌になったバッタは、ある決意をします。残酷な描写もありつつも、事実をありのままに伝えることって大切ですね。何事も現状を打開するためには、勇気をもって行動するに限るのかな。バッタ君が格好良くて、眩しかったです。2012/12/24
Natsuki
67
弱肉強食の世界で、必死に生きるバッタのお話。みっともなくたっていい。ばかにされてもいい。小さな勇気をもらえた気がします。ド迫力の絵からも生きる力を感じます。カマキリ先生に読んでほしい一冊✨2018/03/03
アキ
65
なんと言ってもダイナミックで大胆なバッタの姿が印象的。食物連鎖で自然界の下位にいるバッタ。カエルもカマキリもクモもトリもバッタを食い物にしている。ある日バッタは決意した。ヘビとカマキリが同時に襲いかかって来た。死に物狂いで飛んで逃げた。そして羽をばたつかせて飛んだ。赤い荒地を越えて、海の彼方に飛んで行った。自分の限界を突き抜ける物語。2025/12/27
新地学@児童書病発動中
56
最近読んだ絵本の中ではこれが一番良かった。おびえて暮らすのをやめようと決心したバッタの冒険が描かれている。恐怖を克服した後で、バッタが自分が持っている力に気づくところが素晴らしい。小さな子供たちが読めば、心の中に眼に見えない種が蒔かれることは間違いない。それは生きていくうえで、大きな力になるだろう。大人が読んでも、励まされる本。落ち込んでいるときに読めば、背中を押してくれます。2012/12/12




