出版社内容情報
山で寝こんだ女の子は夢の中でふきのとうになり、その時感じた暖かい土のぬくもりを忘れられなかった?。 4才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
44
雪が解け始めた斜面にフキノトウが顔を出すと(春が来たなぁ…)と嬉しくなる。東京都西多摩では雪はそれほどなかったと思うけれど、ふきちゃんが眠っていたのはあの辺、と斜面を見上げるところに私自身の長い冬が終わった時の気持ちの高まりを重ねた。幻想的で命の不思議を感じる絵本。2021/05/08
Willie the Wildcat
38
四季。同じ名前の蕗を通した季節の変化。語りかけ、語られる。蕗は、大きいもので2mにもなるので、確かにベッドにもなるのかもしれない・・・。(笑)夢みる蕗と、ふき。これも自然の恵みかな。絵は、元気溢れる油絵。やはり最後の蕗が印象的。若干、怖い気もするが、ふきちゃんとの繋がりでもあり、思い出なのだろう・・・。2013/10/19
ゆうゆうpanda
31
蕗の薹の話です。表紙の絵のインパクトがすごくて借りてみました。幼いふきちゃんのどアップ。黒目勝ちで白目に青い色が入っています。子供の目ってこんな感じなんだよなぁ、よく分かってるなぁと感心しました。夏に立派な蕗があった斜面が春には蕗の薹で一杯になります。話の筋はおとなしいのですが、絵がとにかく凄い!一枚一枚が驚きの連続です。山を見上げる時の首の角度。お父さんの背におんぶされて降りる斜面の角度。そしてなんといっても緑のつぶつぶふきちゃん。かなり不気味です。作者自身が子供のような目の持ち主なのかもと思いました。2016/02/27
クリママ
29
ふきのとうを描いた田島征三の絵がおもしろい。2018/06/21
gtn
26
山の一所のみ何かが光っている。つげ義春の漫画の一情景を思い出す。何という作品だったか。それはともかく、そこは、少女が人生を歩む上で、いざというとき立ち戻れる大事な場所になりそうである。2020/08/16
-
- 電子書籍
- 虹の下の縄文遺跡 (ジョーモン・リー …
-
- 和書
- 大人の対応力