出版社内容情報
ひとりぼっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープをつくりました。スープができたとき、ドアの外で小さな足音がしました。 5才から
内容説明
「おばあさんがつくってくれたおだんごスープがのみたいなあ」ひとりぽっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープをつくりました。ぐらぐらおゆにおにくのおだんごまるめてぽとん…スープができたとき、ドアのそとで小さなあしおとがしました。だれかきたようです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
34
おじいさんの再生の物語。お団子スープ作りたくなりますね。2017/12/19
たまきら
33
妻の死に打ちひしがれる老人の荒れ果てた家が悲しい出だし。けれど彼がふと「おばあさんの作ってくれたスープが飲みたい」とつぶやき、徐々に世界に色が戻ってくる感じがすごく素敵。オタマさんは裏表紙がすごく好きだそうです。2018/09/29
majsan
31
おばあさんが亡くなって元気のないおじいさん。亡くなったおばあさんがよく作ってくれたおだんごスープを思い出しながら、「ちょっと違うなぁ~」と戸惑いながらも何回も挑戦。毎回作るたびに、一緒に食べる動物たちの数もスープの量も増えていって。。最後は寂しかったおじいさんの家も賑やかになり、読んでいるこちらもポッカポカ!息子もおだんごスープに魅せられ、レシピを書き写して持って来ました♪我が家もスープを一緒にいただきましたよ♪素敵なお話なので、小学生中学年~の読み聞かせにも使いました。2013/08/17
sui
27
寒いこれからの季節にぴったりの心温まる絵本。おばあさんが亡くなり独りぼっちになってしまったおじいさん。心閉ざす日々を過ごしていたが、「おばあさんの作ってくれたおだんごスープが食べたいな」と呟きます・・・。スープを作る度に鮮明になっていく、おばあさんが歌ってくれた歌。笑顔になっていくおじいさん。いい絵本だった!私もおだんごスープ作ってみようかな。2016/11/23
yumiha
24
読み友さんのレビューで心惹かれた絵本。とっても良かったです。何度も見直しました。作者角野栄子のシンプルだけれど、ツボをおさえたストーリー。そして市川里美の絵もいい。枯れた花の花瓶→何も入っていない花瓶→バラの入った花瓶という変化は、おじいさんの心の張りを見るようでした。また、どこにでもある赤のチェック柄の布巾が、どのページでも大活躍していました。また読み直したい絵本ですね。2018/10/04
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