感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
95
(知人の紹介)子供に他者を傷つけるつもりがなくても、子供の言葉は時に残酷。さっちゃん、おかあさん、おとうさん。皆それでも事実から目を逸らさず、かつ前向きに生きる。そして周囲の理解が支える。”まほうのて”。愛情一杯の言葉。ふとんのさっちゃんの笑顔を見るとこちらまでうれしくなる。笑顔っていいなぁ、と感じる。2012/08/05
nakanaka
88
私の親戚に膝から下が生まれながらに欠損している女性がいます。とても明るく素晴らしい魅力的な女性ですが、この作品のさっちゃんのような出来事もあったのかもなと思い胸が痛くなりました。さっちゃんは生まれながらに片手の指がありません。友達にそのことでからかわれ傷ついてしまいます。そんな彼女を包む両親の愛情に親としての在り方を教えられハッとさせられます。さっちゃんの両親も様々な思いがあるでしょうが親としての覚悟のようなものを考えさせられました。素晴らしい作品です。2017/07/08
おくちゃん🌸🍡柳緑花紅
69
お母さんのお腹の中で怪我をしてさっちゃんの右手には指がありません。おままごとで、お友だちからさっちゃんはお母さんになれないよ‼と言われます♪保育園を飛び出すさっちゃん。でもさっちゃんのお父さんは言います。さっちゃんと手を繋ぐと。。。いつか、孫に読み聞かせをしたい。一冊です。2015/08/27
とよぽん
60
1985年10月1刷、1998年11月106刷。何と多くの人に読まれてきたのだろう! たばた せいいち さん、先天性四肢障害児父母の会の方との共同制作、偕成社発行。子どもの純粋さ、一途さ、そして残酷さがストレートに描かれ、お母さん、お父さん、先生の深い愛情が子どもたちを包み込む。学童で読み聞かせしたいけれど、泣きそうになるかも。2024/12/28
山田太郎
60
いい話で、なかなか考えされる話なんですが、娘に説明するのが難しいよ、これは。2015/09/01