出版社内容情報
けんかに負けた「ぼく」が、涙の中に見えた飛行船に乗って、にくい「あいつ」を負かすという、少年の心象世界を描いた絵本。 小学校低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
23
☆☆☆★ 目の中のファンタジー。心を軽くするために思いっきり空想にひたるのも悪くない。2016/04/23
はつばあば
15
ケンカした後とは思えないほど綺麗な色が画面いっぱい。しょっぱい涙は仲直りの色。流せる涙は幸せの証。流せない涙もあるんだよ。2014/07/05
Cinejazz
13
〝 ああ、悔しい!ぼくはケンカに負けたんだ。でも、ほんとうは負けたんじゃない。あいつが砂をぶっつけたから、それが目に入って、涙が出たんだ。あいつなんか、世界一の卑怯者だ。世界一のインチキ野郎だ!・・・〟ケンカに負けた「ぼく」が “睫毛の海” に現れた飛行船に乗って、憎い「あいつ」を打ち負かしに行こうとする “なにくそ少年” の心境を描いた暮れゆく夏のファンタジ-絵本。😢2024/08/02
サラダボウル
12
初読!この本、好きだ!と思う。男子の本質。これでいいのだ!と思う。そびえたつママ連峰のお小言は聞きたくないので、そっと登録。2019/11/15
紅花
12
絵本と言うより、絵の多い児童書。児童書の入り口の本。喧嘩をして、意地を張って流した涙が・・・主人公に心の旅をさせてくれる。子どもの本音と、ファンタジーの世界が上手くかみ合って、絵本から、児童書への転換期に本離れをしてしまう子が多いけれど、こんな本が橋渡しになってくれるのでは無いでしょうか?2015/07/16