内容説明
ねずみ先生は、ちゅうしゃをするのが大好きなお医者さん。どんな病気やけがにも、ちゅうしゃがいちばんと思っているのです。でもエレナは、もっといい方法をしっていました。だれだって「ちゅうしゃはやめて!」と思うでしょ。先生だってじぶんが病気になってみると、やっぱりちゅうしゃはにがてです。さてさてエレナは、どうやってなおしてあげるのかしら。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
車が故障して困っていたねずみ先生。そこで出会ったエレナが三輪車で運転手と看護師となりお手伝い。ねずみ先生は病状に関係なくすぐ注射をしようとする。ある開業医さんを思い出した。怖い。エレナが病状にあった対応をしたおかげで難を逃れた動物たちがおもてなし。食べすぎたねずみ先生にハプニング。優しい色合いの絵と最後のオチがいい。2020/11/17
山田太郎
37
注射が好きな医者って奥田英朗のシリーズにあったなと思った。医者ものが続くな、うちの娘。2015/05/01
遠い日
4
森で車が故障して立ち往生のネズミのお医者さん。急遽運転手兼看護士として、つきそうことになったエレナの働きぶりが、みもの。なんでもかんでも注射で治そうとするネズミの先生は困ったものだ。患者の病状にふさわしい手当と治療を率先して行うエレナの、手際のよさが頼もしい。食いしん坊のネズミ先生がまさかのダウンのハプニング。そして、最後のページの絵が全てを語る、やさしいお話。林明子さんを思わせる柔らかで優しい絵が、とても好みです。2014/09/16
けいこん
3
なんでもすぐに、よく効く注射をしましょうっていうねずみのお医者さん。ヤブじゃん!しかも図々しい!でもまあ、可愛いんだよね。可愛くて陽気ならなんでも許されると思うなよ。オチもなかなか。小学生ガールズがハマった図書館本。2017/03/24
ウノチャン
1
ねずみ先生と女の子の1日往診のお話。三輪車を漕ぐ女の子のあどけなさはいつしか消え、自我がよく現れてきます。こういう怪我にはこう治療すればいいのよ、と手際よくこなしていきます。森の夜、部屋の明かり…日本にはない彩りです。女の子の部屋のベッドには嬉しいサプライズがオヤスミ中♪2010/12/07