内容説明
ぼく、キツネ。オオカミさんがしんぱいです。とにかくすごくへんなんです。だれかさんのことがきになって、ほっわほわのきっらきらのとんちんか~んなんだもん。ねえ、ともだちは、ともだちでも、“きになるともだち”って、どんなともだちかな?それにしてもオオカミさんって、ほんとせわがやけるんだから!
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県大牟田市に生まれる。独自の作風で活躍。作品は、絵本に『さかさまライオン』第9回絵本にっぽん賞受賞、『がたごとがたごと』第5回日本絵本賞受賞(以上童心社)、『うそつきのつき』小学館児童出版文化賞受賞、など多数
降矢なな[フリヤナナ]
1961年東京に生まれる。和洋両方の味を合わせもつ独特な画風。スロヴァキア共和国のブラチスラヴァ美術大学で石版画を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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匠
125
あのオオカミが恋をしてしまった!キツネも今回はやきもち妬くどころか真剣に心配してしまうほど。っていうかもうデレデレンでトロントロンなオオカミは目に見える世界のすべてがお花畑。恋はここまで人を・・いやオオカミを変えるのか。普段とのギャップがありすぎてめちゃ笑える。心配したキツネが森のみんなと相談して出した提案に、二つ返事で乗り出すオオカミ。恋のお相手と再会できたオオカミが、ちょっとマヌケなダンディーで楽しいし、それをぷっと吹き出しながら眺めているキツネもまた成長したなぁと。なんだか感慨深いお話だった。2014/08/10
nana
64
安定の面白さ。オオカミくんがヤマネを抱っこしている時の男前な顔がツボです。2018/11/19
二条ママ
52
5歳1ヶ月。図書館本。オオカミさんが恋をした!ほほえましい話だけど、娘にはあまり受けなかった。お月見するとき、うさぎに変身したキツネさんを見て、大笑いした。2016/04/22
><
52
初版2008年。オオカミさん、これまでとは違う一面を見せてくれましたね。好きで好きで、どうしようもないオオカミさんの心の動向が、とてもよく描かれていて。会いたくて会いたくて。でも雨で会いに行けなくて。なんとも、初々しいですね。オオカミさんの目の前に、お花が咲き乱れている場面は、本当に幸せそうなオオカミさんの表情に、自分までつられて、うれしくなってしまいました。好きな人への気持ちを、こんなふうに素直に表現できるって、オオカミさんは素敵だな。2015/03/17
パフちゃん@かのん変更
51
やまねに恋したおおかみさんの話。ほのぼのと面白いです。「恋する」って、何歳くらいからわかるのかな。2017/05/21