内容説明
すみれおばあちゃんは、ぬいものじょうず。でもこのごろ、めがよわくなり、はりにいとをとおすのがむずかしくなってきました。そこですみれおばあちゃんはいつも、いえのまえをとおりかかったひとに、「いとをとおしてくださいな」とおねがいすることにしています。ところが、あるひのこと。あいにくのあめで、そとはだれもあるいていません。「こまったわ」。すみれおばあちゃんがあきらめかけたそのとき、まどにちいさなかげがうつりました―。３歳から。
著者等紹介
植垣歩子［ウエガキアユコ］
１９７８年、神奈川県生まれ。和光大学芸術学科日本画専攻卒業。１２歳のとき絵本『いねむりおでこのこうえん』（文・石毛拓朗／小峰書店）で第１回ＤＩＹ創作子どもの本大賞受賞。２００２年、絵本「６人の老人と暮らす男の子」で第３回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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chiaki
33
縫い物上手なすみれおばあちゃん。でも糸を通すのが大変！孫のれんげちゃんへのワンピースを仕上げるためには刺繍をしないといけなくて…。窓の外は雨、糸通しをかえるの親子に頼んじゃいます♡するとかえる親子からもお願いが！糸を手繰り寄せるように、どんどんと出逢いが増えてゆき、やがてお孫さんの所へ辿り着く描き方がとても素敵！！絵もとっても細やかでずっと眺めていられます。特におばあちゃんのお部屋とお裁縫道具はいとおしい♡おばあちゃんの表情がまたいい！！！手芸好き、そして女子にはたまらない１冊です♡♡2020/09/25
mntmt
21
素敵なひみつ！うふふっ！2016/09/11
ムフィー
15
絵がとても素敵です。愛情あふれるおばあちゃんの優しい表情に癒されます。動物達の表情も、実にいいです。アプリケで巣を作るところなんか、手芸好きの人にはたまらないと思う。最後に仕上がったものは本当に美しかったです！植垣歩子さんのファンになりました。2016/03/28
花林糖
15
（図書館本）すみれおばあちゃんが色々と凄くて面白く、部屋や小物・作品などとても可愛らしく見ていて楽しいです。手芸好きな女の子だったら喜びそうなお話。脇役の猫が可愛い。2015/06/15
遠い日
15
すみれおばあちゃんは縫い物上手。孫のれんげちゃんのワンピースを仕上げる日に起きた、とびきりの奇跡。やさしい気持ちと親切が、みんなに喜びをもたらして、繋がってゆく。細かく描きこまれた絵に、物語の夢が宿る。繕われたすべてが、元よりすてきに見えるから不思議。雨の日の魔法が、れんげちゃんのワンピースに再現されている。カエル、チョウ、ヒヨドリ、クモたちの嬉しそうなこと！幸せな幸せな、お話です。2013/05/07
