出版社内容情報
おじいさんと森を散歩していたジェスは、リスを見つけてかいたくなるが、やがてリスが森の生きものだと気づいていく?。 3才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
142
あれはなあに?…近くにリスの棲む森はありますか。時間と気持ちにゆとりがないと、なかなか踏み入れない自然。子どもたちの遊び場。そこには、野育ちの生き物がたくさんいて、私たちの日常を一瞬でも忘れさせてくれる。風の音、水のせせらぎ、木洩れ日。…リスを追いかけるジェス。ジェスを追いかけるおじいさん。さらに追いかけるジェス。幹を渡るリス。川を渡るリス。滝の美しさに立ち止まるジェスとおじいさん。…リスと一緒にいたいのにね。行っちゃった。また来ればいいさ。明日?そうだね。明日来よう。幸せな心地よさに満たされる絵本です✨2022/03/13
booklight
27
ペン画に彩色で、さらっと書いているけど、絵がイキイキしていていいな。自由におじいちゃんともりをさんぽする感じが、いい世界観を醸している。2022/07/02
ヒラP@ehon.gohon
8
おじいちゃんと孫娘が森を散歩するだけのお話ですが、とてもほの ぼのとした絵本です。 森の動物たちとのふれあいがあっ て、とても気持ち良くて、ちょっとした冒険もあって…。 おじいちゃんは、ちょっと大変そう大変そうですが、それも楽しみのうちですね。2015/05/14
遠い日
8
ジェスとおじいさんの森の散歩。のんびりと歩くかと思えば、リスを追いかけ、森の奥へ踏み入ってみたり……。鳥たちを見かけたり、瀧を見つけたりしながら、森を自分なりに味わっていくジェス。森の空気をたたえた静かでゆったりした本。2014/01/12
遠い日
7
実際に森を歩けば、心が動く。木を見て、生き物を見て、川や滝を見て。感じること。おじいちゃんと会話すること。無理を言っているようで、このジェスは、ちゃんと受け止めている。生き物には、その生きるにふさわしい場所があるのだということを。2022/09/05