出版社内容情報
まっくろネリノは、兄弟の鳥たちにも仲間はずれにされますが?。 3才から
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
326
ヘルガ・ガルラー作、矢川澄子訳。ガルラーはウィーン生まれのデザイナー。本書が絵本のデビュー作。お話はいたってシンプル。5人兄弟に生まれた小鳥のネリノ。他の兄はみんなカラフルなのに自分だけは真っ黒。暗闇では誰にも見えやしない。そんなネリノの疎外感と回復の物語。鳥の絵は種類の判別ができないが(しいていえばコノハズクに一番似ているか)、とおさん、かあさん、兄弟たちは色も形もとってもチャーミング。表紙の右下隅にいる(眼だけ)ネリノも可愛い。背景はすべて黒一色。つまるところ、色彩とフォルムを楽しむ絵本。2024/01/25
KAZOO
124
先日お気に入りさんの感想を読んでなつかしくなり図書館で借りてきました。何十年も前にドイツにいたころ本屋でこの本と「はらぺこあおむし」の本が平積みにされ日本の絵本と比べると非常にカラフルな印象の絵本であったのを思い出しました。鳥のような子供が色の違いで悩むのですが最後にはいいこともあり・・・・。久しぶりに楽しみました。2024/04/02
優希
94
子供の頃、繰り返し読んだ絵本なので懐かしかったです。まっくろな小鳥の雛・ネリノ。兄弟たちに遊んでもらえず、いつも寂しい思いをしているのが切なかったです。でも、あるとき捕まってしまった兄弟たちを助けたことで、仲良く遊んでもらえるようになり、いつも一緒にいられるようになってよかったねと言いたくなります。シンプルだけど可愛いです。絵のタッチも好きです。2015/12/12
♪みどりpiyopiyo♪
85
ずっと読みたかった絵本を読みました。書名も興味を惹き 表紙のネオンカラーも印象的で。ページをめくったら、あらあらかわいい♪ ネリノも兄さんたちも ころころのふわふわです。■作者のヘルガ=ガルラーさんは、ウィーン生まれのデザイナー。織物や室内装飾、アニメーション映画の仕事などを手がけていたとか。高いデザイン性にも納得です。(1968年) (ところで、これってほんとに「よい話」? …ってな所感をコメント欄に→2019/04/02
miyumiyu
61
表紙の絵に惹かれて。コンプレックスを、他者を助けるために生かす。子供にもわかりやすくて良い話だった。2015/06/11
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