内容説明
うちにあかちゃんがやってきた。パパもママもいそがしい。ぼく、ひとりであそんだ―きょうだいがうまれたときの子どもの気持ちを描く。幼児から。
著者等紹介
カズンズ，ルーシー［カズンズ，ルーシー］［Ｃｏｕｓｉｎｓ，Ｌｕｃｙ］
イギリス生まれ。画家の両親のもとで育つ。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでグラフィックデザインを学ぶ。在学中に描いた『ポートリーのぼうし』で絵本作家としてデビュー。“メイシーちゃん”シリーズは世界中の子どもたちに愛されている
五味太郎［ゴミタロウ］
東京生まれ。工業デザイン、グラフィックデザインの世界から、絵本を中心とした創作活動に入り、幅広い分野でユニークな活動を続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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紫 綺
87
おとうとが出来て寂しい思いをするおにいちゃん、ザザ。よくある展開かと思いきや、さすがおにいちゃん、立派におとうとの面倒を見てあげた。ポップな絵と文字がやさしく、五味太郎さんの訳が楽しい♪2014/07/26
ごんたろう
11
少年ザザに弟が出来た。中心は弟になる。家族は皆忙しくなり、なかなか相手にしてくれない。ザザは、頭では分かっているが、いい気分ではない。親の気持ちも分かる。1人目と2人目、同じように育てたい。ザザは、母親の「あなたがだっこすれば」の言葉に示唆され、弟の面倒を懸命に見る。現実に対する不満と、現実をなんとかして受け入れようとする意志、赤ちゃんを丁寧に支えようとする意志と、それを母親に見てもらいたいという意志。気持ちは複雑。自分の置かれた状況そのものを変えることはできない。ならば自分が変わろうという姿勢は大切だ。2015/10/13
遠い日
10
お兄ちゃんになったザザ。忙しく弟の世話をする両親に、ちょっと遠慮してみたり、甘えて構ってほしがったり、初めて下のきょうだいができた子どもの心の揺れ、とまどいを丁寧にすくいあげている。ザザ、健気でいじらしくなっちゃう。2018/01/18
spatz
8
鮮やかな色彩にとてもみじかいことばのやりとり。つたわってくるザザのきもち！あざやかだなあ、みごとだなあ。 《ママのおなかにあかちゃんがいる ママののおなかおおきい だから ぼくをだっこできない . しまうまのザザ。 おとうとがうまれる。 パパもママもみんないそがしい。 ママだっこして！ あなたがらあかちゃんをだっこしてあげればいいのに》 そして、やってみたらたのしかった、おとうとはかわいい、たのしい！！ そしていつものおやすみえほん2017/04/21
Ｍａｉラピ
7
大好きなメイシーちゃんシリーズのルーシー・カズンズ著です。カラフルでポップな絵に優しいお話。2011/02/26
