出版社内容情報
弟が病気でやさしくされているのを見て、自分も病気になりたい、と思っていると・・・。うらやましがりやの幼児の気持を描いた絵本。 3才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
262
文はスイス生まれのフランツ=ブランデンベルク、絵はアメリカ生まれのアリキ=ブランデンベルク夫妻の絵本。出版はニューヨークのようだ。弟のエドワードが病気(見たところは風邪)になったので、家族のみんなが世話をやく。あたし(エリザベス)はなんだかつまらない。今度はエリザベスが病気に。やっぱり健康が一番、そして世話をされる(愛される)よりも、世話をする(愛する)方がずっといいというお話。教訓めいた調子は全くないが、主人公たちが擬人化されたネコの一家という以外はとりたてて物語的な要素のない、いたって普通の絵本。2025/01/12
chiaki
44
長女が2,3才のときに読み聞かせをした懐かしい1冊に縁あって再会(ブ、パトロールで笑)。熱で寝込んだエドワードが、家族からとことん優しくされるのを羨ましく思うエリザベス。でも、何日かしてエリザベスも病気で寝込んでしまい…。アリキの描くねこちゃんたちの表情がとても味あって好き。2021/03/12
♪みどりpiyopiyo♪
44
お医者さんの待合席で読みました。他の子がびょうきになって、みんなに優しくされたり、学校の時間にお家に居たりするのは特別感がありますよね。うらやましくて びょうきになりたくて、そうこうしてたらびょうきになって、数日で元気になって。繰り返すエピソードが「うんうん そうだよね♡」ってみんな思うよね。最後に2人であれこれするのが、にっこり素敵なお話でした。2人とも元気になってよかったね(ღ′◡‵)2016/05/20
ナヲ
33
子どものこんな気持ちよくわかる。私も子どもの頃、不謹慎にも病気や怪我をした人に何となく憧れの気持ちをもったもの。ただ兄弟二人の絵が似ていて子ども達がちゃんとわかったのかやや不明。2019/07/11
ネギっ子gen
31
エドワードが病気。みんなに優しくされるのを見ていたら、羨ましくなったエリザベス。「あたしも びょうきに なりたいなあ!」って。兄弟あるあるを、猫に託して描いた絵本。絵が可愛らしい。冒頭は、口に体温計を咥え、情けない顔のエドワード。案の定、病気。彼が皆に優しくされているのを横目に、エリザベスは「エドワードは、おかあさんに ごはんを はこんで もらってるのに、あたしは おきて ようふく きなきゃ ならないんだもん」って、面白くない!“エドワードだけ”いい思いしていて、「ずるいなあ、もう!」と思っていたら――。2021/08/12
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