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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワタナベ読書愛
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1981年刊行。信州は様々な伝説がのこる民話の宝庫だ。当時の「日本児童文学者協会」の皆さんが、先輩たちが地道に調査・研究した民話を、後世に残そうと頑張った結果、47都道府県ごとの民話の本を刊行するに至ったという。巻末の膨大な参考図書や、関わった関係者たちのこと、各話の丁寧な解説を見ると、尊さで泣けてくる。80年代に民話や昔話が流行ったようだったが、一時的な流行で終わらせるのはもったいない。物語として魅力があり、長年生き残り続けるだけの力強さがある。単に面白い。漫画などのネタにもなる。贅沢な本だと思う。2025/05/29