内容説明
北極点より1300キロ。神々しいまでに美しい氷の世界と、極北にくらすイヌイットの姿をうつしとった写真集。小学校高学年から一般向き。
著者等紹介
長倉洋海[ナガクラヒロミ]
1952年北海道釧路市生まれ。通信社勤務を経て1980年よりフリーの写真家となる。以降、世界の紛争地を訪れ、戦争の表層ではなく、そこに生きる人間の姿を捉えようと撮影を続けてきた。特にアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードやエル・サルバドルの難民キャンプで出会ったヘスースへの長期にわたる取材は、幾多の作品集に結実。2006年にはフランス・ペルピニャンの国際フォト・ジャーナリズム祭に招かれ、「マスード 敗れざる魂」を開催、大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
15
やはり、北の島は厳しい。圧倒的な美しさと、厳しさが同居している。ここにも、温暖化の陰が忍び寄っている。そんな中でも、伝統の暮らしを基本としながら、変化に対応しつつ、暮らしを営む人たち。甘い考え化もしれないが、生きているということを、とても強く感じさせてくれるのは、何故だろうか? 南の島も同時に読んだが、共通していること。子どもたちの眼の輝きと表情だ。2015/08/13
Maiラピ
9
南の島に比べて、北は厳しく逞しい。2011/08/16
houraiken
3
南の島の次は北の島を読んでみました。現代的な生活で拍子抜けしたり、食べ物が伝統的でワイルドだなと思ったりしました。南と同様、ここでもキリスト教なんですね。 文化や伝統は保護しないとなくなっていってしまうものだと思いました。2022/09/28
deerglove
2
北極圏の自然はやっぱり素晴らしい、で話が終わらないところが悩ましいですね。もはや犬ぞりと狩りでは日常生活が立ち行かないと。それでも、写真に写るグリーンランドの人々の表情は優しく、空はどこまでも澄んでいて、犬たちは愛おしい。2015/07/03
どんぐり
2
自然と共存してきたイヌイットの生活が、強制的に変えられていく・・・。 自分たちは文明人と思うことの愚かさよ・・・。ネイティブアメリカンと言い、アボリジニと言い・・・。アイヌも琉球も・・・2011/09/18
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