出版社内容情報
誕生時から重い内臓障害を負っていた息子の突然の死によって、子どもの生の意味を改めてふり返る19編の詩。 一般向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
大好きな望月通陽氏の表紙に惹かれ、中にも挿絵がたくさんあると確認して手に取る。作者の高階杞一氏のことは何も知らずに。苦しみに満ちた日々と、新しい命が輝いた奇跡と。重く苦しいことばに、吐き出すことが精一杯の「今」があった。失うことの畏れともう二度と戻れないたくさんの、あの時。涙をこらえることはできませんでした。2020/10/28
ペコリ彡: D8┓
4
図書館から。(>_<)読むのが辛い本でした。勝手くん、小さいときから、いやお腹にいるときから頑張ったね。よく頑張ったね、と心のなかで黙祷しました。2017/02/02
丸々ころりん
2
幼くして亡くなった子どもへの想い 切ない4年の詩集2021/04/05
kentaro mori
1
「ぼくは/早く家へ帰りたい/時間の川をさかのぼって/あの日よりもっと前までさかのぼって/もう一度/扉をあけるところから/やりなおしたい」2018/02/25
藤沢裕之
1
最も好きな詩人の一人、高階さんの渾身の一冊。表現者としての性なのか、痛いほど言葉がクリアで染み込む。決してお涙ちょうだいではない。
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